お問い合せ

認知症はもう怖くない ⑯

残念ながら現在の薬にはまだ予防結果がない

 

薬には予防効果はありません—–。

人が人として生きていくためには、予防効果が期待できるサプリメントも必要性が大いに

あるということです。

手前味噌になりますが、認知症に関していえば、この病気から身を守るためにはDL/POホスファ

チジルコリンの服用が欠かせないのです。

 

予防の大切さを思い知った私自身の手痛い体験

 

※ 省略いたします。

 

ホンネは「もっと悪化するまで放っておきましょう」

 

軽度認知症障害の疑いがあると診断された方は、認知症と診断されないケースが多いのです。

当然、薬は処方されません。本人にしてみれば、病院から「認知症ではない」とのお墨付きを

もらったようなものでホッとするかもしれませんが、完全に疑いが晴れたわけではなく、

あくまでも黄色信号であることを忘れてはいけません。

認知症予備軍なのは間違いないのです。

こんなとき、担当医は「しばらく様子を見ましょう」と言うかもしれません。

患者さんとしては従うしかないでしょうが、医師のこの言葉を言い換えると「予備軍には薬を

出せませんから、もっと悪化するまで放っておきましょう」と言っているようなものなのです。

私は、このような人たちにこそDL/POホスファチジルコリンを服用してほしいと切に思っています。

ちなみに私は、初期の認知症が「疑わしい」患者さんにも、DL/POホスファチジルコリンの服用を

おすすめしております。

認知症が増え続ける背景には、予備軍の〝放置〟という問題もあるように思えてなりません。

 

認知症は「自覚症状」がないからやっかい

 

認知症は「症状が進行するにつれて自覚症状がなくなる病気」となります。

認知症は「最後まで気がつかない」ケースが圧倒的なのです。

もちろん、途中で家族など周囲の人が変調に気づくケースも少なくありませんが、なにしろ本人に

自覚症状がないので、病院に連れていくだけでも大変な労苦となる場合もあります。嫌がる本人に

屈して結局はそのまま放置ということも稀ではありません。

かといって、最近、物忘れが多くなったなどという「ほんの少しだけ気になる」状況で病院で

検査まで受けようかという人は、めったにいません。

老老介護の問題など、認知症の大変さ、やっかいさは諸々ありますが、こと認知症患者が増え

続けている理由としては、自覚症状がないことが大きくクローズアップされるのです。

ここからも、予防がいかに大切かがおわかりいただけるかと思います。

 

第5章   認知症になりやすい人の条件 

               ◉ いまの医学のデータから

 

あなたの「物忘れ度」をチェックする

 

ヒトはだれでも年をとれば顔にしわができます。

それと同じように、なかなか物を覚えられないようになったり、物忘れがだんだんひどくなります。

それ自体はいわゆる「年のせい」なので、別段気にする必要はありませんが、同じ年齢の人でも

非常に若々しく見える方と年のわりに老けてみえる方がいます。

特に女性は、肌の手入れを若いときからこまめにしている人と、まったくしていない人の差は、

年齢を重ねるにつれ大きくなるようにも思えます。これと同じことが脳でも言えます。

この章の最初に、あなたの「物忘れ度」をチェックしてみましょう。

次の20項目のうち、心当たりがあるものをチェックしてみてください。

 

◉ 物忘れ度チェックリスト

◽️ 同じ話を繰り返す

◽️ 物や人の名前が出てきにくい

◽️ 物をしまった場所を思い出せない

◽️ いましようとしていることを忘れる

◽️ 意味なくタンスの引き出しの開け閉めをして物を探すしぐさをする

◽️ 財布などが見当たらないのを他人のせいにする

◽️ 食事で何を食べたか思い出せない(食事したことを忘れている)

◽️ 電車はバスで降りる駅、停留所がわからない

◽️ 慣れている場所で道に迷う

◽️ 蛇口やガス栓を締め忘れる

◽️ 計算ができない

◽️ 漢字を忘れる

◽️ 約束を忘れ、すっぽかす

◽️ 同じものを繰り返し大量に買う

◽️ 料理の段取りができなくなった

◽️ 趣味だった読書や裁縫などをしなくなった

◽️ 物事に対する興味がなくなった

◽️ やる気がなくなった(外出がおっくうになった)

◽️ 些細なことで怒りっぽくなった

◽️ 身だしなみに無関心になった(だらしなくなった)

 

どうでしたか? 厳密な検査ではないので判定はしませんが、5項目以上当てはまる方は、

早めに病院で診察を受けられることをおすすめします。

 

 

この続きは、次回に。

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