お問い合せ

社会生活 「暮らしの経済」 

新型コロナウイルスの影響で、自宅でずーっと外出自粛をしております。

接角のあまりある時間ですので、書籍を数冊購入致しました。

 

その内の一冊-ユーキャン の食生活アドバイザー検定2級 第3版

速習テキスト&予想模擬の中から、「6章 社会生活 Lesson 1 暮らしと

経済」の一部をご紹介したいと思います。

 

是非、購入していただき、参考にしてみてはいかがでしょうか?

 

少しでも、お役に立てれば幸いです。

 

第6章 社会生活

 

Lesson1 暮らしの経済

 

1. 経済主体としての家計

 

● 経済とは

 

生活のために必要な物品を「財」といい、

生活に役立つ通信や交通、医療、教育などを「サービス」といいます。

 

売買するために生産された財やサービスのことを「商品」と呼びます。

 

「経済」とは、商品の生産や消費を中心とする人間の活動です。

経済活動を行う主体は、企業、家計、政府の3つに分けられます。

 

● 収入と所得

 

「収入」は、給料などとして入ってきた総額をいいます。

 

「所得」は、収入から経費などを引いた額をいい、この所得を計算するベースに

なります。

 

✔︎  所得

 

個人または法人の収入から必要経費や税法上の控除額等を差し引いたもの。

課税額を判定するために算出する。

 

● 家計とは

 

「生産活動」は収入を生み出し、「消費活動」は支出を伴います。

 

「家計」とは、家庭における収入と支出のことをいいます。

 

● 家計と収入と支出

 

■ 収入

  • 労働収入     ・賃金(給与
  • 事業収入  ・自営業者(個人事業主)の収入
  • 財産収入     ・土地や建物を貸すことで得られる地代・家賃、
  •                   預金や貯金についてくる利子、株式の配当など
  • 再配分収入 ・年金や児童手当などの社会保障による収入

 

□ 支出

  • 実支出   ・消費支出 → 住居費、食料費、光熱費、被服費、            
  •                                                       教育・娯楽費、交通費、通信費など

          ・非消費支出→ 税金、年金、健康保険などの社会保険料

 

  • 実支出以外の支出 ・貯蓄

 

✔︎  個人所得の総額から税金や社会保険料を差し引いた残りの金額を「可処分所得」といいます。

  いわば自ら自由に使える金額であり、このうち消費支出に回される額の

  割合を「消費性向」といい、貯蓄に回される額の割合を「貯蓄性向」と

  いいます。

 

  消費性向が高くなるほど、家計の消費意欲が高いといえます。

 

—インターネットより抜粋—

 

✔︎ エンゲル係数

 

節約をするならまずは食費から、と考える人は多いのではないでしょうか。

しかし、効果が出にくいのも食費の節約です。では、どのように節約すれば

いいのでしょうか。


今回は、平均金額から食費について考えてみましょう。

 

○ エンゲル係数とは?

 

「エンゲル係数」とは、すべての消費支出合計のうち、食費に何%使ったか、

という割合のことです。

この数字を見れば、支出全体から見て食費が多すぎていないかどうかを

確かめることができます。

 

エンゲル係数(%)=食費÷消費支出合計×100

 

○ 年代別 食費の平均

20代は安く抑えてもエンゲル係数は高め

家族構成にもよりますが、年代別に見ると、20代の食費は平均で月あたり

4万1,829円。30代は約5万8,768円、40代は6万9,007円、50代は7万685円と

年代が上がるにつれて食費は増えています。

 

○ 世帯主の年代別 食費の平均

年代

~29歳

30~39歳

40~49歳

50~59歳

60~69歳

70歳~

食費(円)

41,829

58,768

69,007

70,685

66,184

55,958

エンゲル係数(%)

25.3

24.6

24.1

23.2

26.1

27.9

「総務省統計局 家計調査報告(家計収支編)平成29年(2017年)平均速報結果の概要」より

 

総務省のデータによれば、エンゲル係数は25%が日本の平均的な数値です。

およそ4分の1は食費、ということですね。

 

20代の食費は、金額こそ抑えていますがエンゲル係数が高めです。

収入が少ない時期なので、食費の負担がどうしても重くなりがちなのでは

ないでしょうか。


また、60代、70代もエンゲル係数が高くなります。

シニア世代も、収入が少なくなることが一因でしょう。

 

※ 詳細は、インターネットで検索して下さい。

 

 

今回、この内容を取り上げましたのは、新型コロナウイルスの影響で収入減少に

影響が出ていると思われるからです。

やはり、収入減少に伴った場合は支出の減少も同時に考えないといけません。

なぜなら、家計が赤字になり、預貯金の取り崩しや借金等にもつながるからです。

現在、考えることは「現在の家計状況を把握する」ということが大事です。

それも、短期ではなく、長期で考えてみてはいかがでしょうか。

 

万が一、家計が赤字であるならば、早々に対策を講じて下さい。

空いている時間の有効活用–副収入を得ることを前提に、アルバイト等を

することで、家計の赤字をどうにか「トントン」にするのです。

 

「上見てキリなし、下見てキリなし」という言葉がありますが、

「シーソー」のように「起点」をどこにするかで、家計状態に変化も出ると

思います。

 

「ピンチはチャンス」と前向きに捉え、このよう困難を乗り越えるように致しましょう!

 

 

 

 

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

 

 

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