完訳 7つの習慣-人格の回復-30
家族のミッション・ステートメント
組織のミッション・ステートメントをつくるときは、時間、忍耐、参加、能力、共感が必要とされる。
全員が共有するビジョンと価値観に合わせて会社のシステムや組織構造、経営スタイルを整えるには、時間、正直、誠実、勇気、正しい原則が必要とされる。
しかし、正しい原則に基づいているミッション・ステートメントから、必ず効果を発揮する。
組織の全員が本心から共感できるビジョンと価値観を反映したミッション・ステートメントは、組織の結束と決意を生み出す。
そのようなミッション・ステートメントを持つ組織では、一人ひとりが自分の役割に打ち込める。
一人ひとりの心と頭の中に、自分の行動を導く基準、ガイドラインができているから、他人からの管理、指示も要らなくなる。
アメとムチを使わなくとも、全員が自発的に行動する。
組織がもっとも大切にする不変の中心を、全員が自分のものとしているからである。
第2の償還:終わりを思い描くことから始める 実践偏
1 この章の始めで自分の葬儀の場面を思い描いたときに感じたこと、
考えたことを記録する。
2 少し時間をとって、あなたが果たしている役割を書き出す。
そこに映る自分の人生のイメージに満足しているだろうか。
3 日常から完全に離れる時間をつくり、人生のミッション・ステート
メントを書いてみる。
4 付録の表を読み、自分に当てはまると思う中心を丸で囲む。
それはあなたの行動パターンを表しているだろうか。
分析の結果に納得できるだろうか。
5 個人のミッション・ステートメントの資料になるアイデアや引用句を
集め始める。
6 近い将来に計画しているプロジェクトや仕事をひとつ選び、
頭の中で描く。望んでいる結果とそれを達成するための
ステップを書き出す。
7 第2の習慣の原則を家族や職場の同僚と共有し、家族や職場の
ミッション・ステートメントを一緒に作成する。
この続きは、次回に。