ドラッカーとの対話 未来を読みきる力 49
著者あとがき
本書の特徴は、
1. ドラッカーの経済や経営や社会論の翻訳ではなくて、必ず、筆者(小林)の眼や
耳というフィルターを通しての説明と分析であること。
2. 抽象的な虚像や理論家としてのドラッカーの見解の中立的な紹介では
なくて、人間味溢れるその実像とリンクさせつつ試みた既述であるこ
と。
3. また、ソースとしては、既刊の著書や論文よりも、主としてこれまでの
長時間にわたる対話、面談、通訳の際のノートやテープ起こし現行によ
る肉声をベースにした、いわば〝如是我聞〟の記録であること。
小林 薫
総括
いかがでしたか。
この書籍は、大分前-12年前に出版されておりますが「現在」と照らし合わせながら
読んでみると大変参考になります。
今日この頃の日経新聞、読売新聞を読んでおりますと「人口動態」に関する記事や
「子育て支援」「女性の労働力の必要性」等々がよく目につきます。
ドラッカーの書籍やドラッカーに関する書籍をいろいろと読んでおりますが、
時代時代にマッチした内容が多くみられます。
これは「先見の明」ではなく、人口動態から考えられる事柄をいろいろな角度から考え、
想定し、情報収集に基づいた内容と私は思います。
企業の将来を考え、継続することを事業の基本とするならば、現在のままでは非常に
難しいという事です。
アップルにしても、ソニーにしても「明日」はどうなるかわからないという事です。
人口動態に基づいた日本の将来を考えてみませんか。
少子超高齢社会、人口の減少、グローバル社会等々、これからの日本の行く末に非常に
参考となる内容は唯あると思います。
毎日同じことの繰り返しではなく、日々進歩しよう、発展しようという考え方が必要と思います。
これから創業・起業を目指す方々には、非常に参考となるドラッカーの考え方だと思います。
株式会社シニア・イノベーション
代表取締役 齊藤 弘美