認知症にならないための 決定的予防法㉝
体重を減らし、アルツハイマーになる確率を減らそう
アルツハイマー病になる一つの重大な危険因子は肥満です。
40代で肥満、もしくは高度肥満の人は、後年、アルツハイマー病を発症する危険が
より大きくなります。
※ <食物繊維とアルツハイマー予防食>
こちらも購読の上、是非お読みください。
アルツハイマー予防食を実践するには、さらに以下の秘訣もあります。
⚪ 家族で運動をする。
⚪ 家庭内に甘い飲料を置かない。
⚪ もっと果物や野菜を食べるようにするために、冷蔵庫や食卓の上に、
洗ってすぐに食べられるようにして置いておく。
⚪ どうしても甘い菓子を食べずにはいられない人は、1日に1度だけ(お楽しみ)を食べる
(糖分を制限するために、150キロカロリーを上回らないように気をつけましょう)。
⚪ 焦げつかない調理器具とオリーブ油のクッキングスプレーで調理し、食事における油と脂質を減らす。
⚪ 手本を示す。子供や孫たちの前で健康的な食事を心がけ、運動する。
体重が減れば、それとともに血圧、LDL<悪玉>コレステロール、C反応性タンパクの値、
およびメタボリック・シンドロームの危険性も全て下がります。
これらはいずれも、アルツハイマーになる可能性を増す要素なのです。
加齢と体重増加
年をとるにつれて太ってくる理由はいくつもあります。
1 代謝率を調節する甲状腺ホルモンが減ります。
2 脳の視床下部で、レプチン受容体が年とともに減っていきます。
レプチンは飽満感、あるいは満腹感を覚えるのに重要であり、
これによってあまり空腹を感じなくなります。
3 筋肉は脂肪にくらべ、カロリーを4倍多く燃焼するので、除脂肪体重が
減少することは重大です。
4 加齢とともにコルチゾールが増加すると、神経ペプチドYが増加し、
それによって体重が増えます。
この続きは、次回に。