認知症にならないための 決定的予防法-56
視覚化
記憶と想像の源泉を奥深くたどりながら、視覚化すれば、それによって脳が刺激されます。
記憶を想起しなければならないだけでなく、視覚、におい、味、音、完食、情動のあらゆる感覚を
使って、記憶を探らなければならないからです。
年をとればとるほど、私たちの想像力はよりよくなるのです。
□ 記憶を探りだす
このニューロビクスの訓練は、車での長距離旅行にぴったりのものです。
旅にでると光景や音、環境がつねに変わるので、自然に脳が刺激されます。
車や列車やバスで旅をしながら、路上で見たイメージを選び、そのイメージに関連した
楽しい記憶を思い起こしてみましょう。
たとえば、ファーストフードの看板は、子供のころにそのレストランで食事をしたときの
過去の記憶をよみがえらせるかもしれません。
畑で耕しているトラクターは、伯父さんの農場で過ごした日々を思いださせるかもしれません。
数分おきに新しいイメージでご自分を試してみてください。
これは古い記憶を視覚化する簡単な方法で、旅の途中で時間をつぶすにはもってこいの方法です。
仲間とともにいるときは、全員で対話式にこれを実行して、おたがいの思い出を語りあってみましょう。
この続きは、次回に。