1万円起業-4
第3章 情熱だけでは成功しない
あなたのしたいことを他人がほしがるものにリンクさせよう
□ 今日からできるコンサルタントビジネス
コンサルタントとして新しいビジネスを始めたければ、1日でできる。
次にあげるのが、その基本ルールだ。
① 包括的な内容ではなく、特定の問題に的を絞ろう。
「ビジネスコンサルタント」や「ライフコーチ」になろうとしてはいけない。
② 1時間15ドル(1500円)のコンサルタントを信用する人はいない。
値段を低く設定しすぎないこと。副業なら毎週40時間割くのは無理だろうから、
あなたがその仕事にかける1時間に対して100ドル(1万円)を目安に、それに相当する
定額料金を請求しよう。
—–誰でもコンサルタントになれるテンプレート—–
基本ルールを満たしているひとは、さらに次の空欄を埋めてみよう。
このたった2ページに、コンサルタント業に必要な事柄が完備されている。
私はクライアントが するのを手伝います。
私のサービスにより、クライアントは「コア・ベネフィット+二次的ベネフィット」受け取ります。
私は1時間 円、あるいは1件の依頼につき 円の定額料金を請求します。
この料金は依頼人と私の双方にとって公正なものです。
私のウェブサイトは次の内容を含みます。
a 私がクライアントに提供するコア・ベネフィットと、それを提供するために私がどんな資格を
持っているか(※ここでいう資格とは、学歴や証明書とは何の関係もない点に注意しよう。
ゲイリーがマイル旅行の手配をする資格があるのは、自分のために何度もやったことがあるからだ)。
b このサービスが誰かの役に立った例を少なくとも2件(※まだ料金を払ってくれるクライアントが
いなければ、知り合いに無料でサービスを提供しよう)。
c 料金の内訳(※常に明確に示すこと。依頼を考えている人から、メールや電話で料金の
問い合わせが来るようではいけない)。
d すぐさま私に依頼するにはどうすればいいか(※依頼方法は簡単でなければいけない)
□「コワーキング」のメリット
□「好きを仕事に」の落とし穴
□ 情熱は「ときには役立つ」くらいに心得ておく
(情熱+スキル)×(問題+市場)=ビジネスの機会
KEY POINTS
⚪️ すぐれたビジネスは、「たまったマイルをどうしよう?」といった他人の問題に回答を与えるものだ。
⚪️ 情熱主導型ビジネスの多くは、趣味や情熱そのものではなく、間接的な関係があるもので
成り立っている。
⚪️ すべての情熱や趣味が必ずしもビジネスに向いているとは限らないし、趣味や情熱を基に
したビジネスを誰もが望んでいるわけではない。
⚪️ 専門的なコンサルティング・ビジネスは1日でつくれる。
内容はできるだけ具体的に。
この続きは、次回に。