ビッグボーイの生涯 五島 昇 ②
ビッグボーイの生涯 五島 昇その人
all his life of Noboru Goto 城山 三郎 講談社
⚪️「切るものは切る。伸ばすものは伸ばす」
⚪️「毎日新しい仕事を考え、これに着手することは、気分を新たにし、
英気を養うことであって、けっして苦労ではない。」
⚪️「事業は人なり」 五島 慶太
⚪️「休んで走る。休んで鍛える。休んで備える。」
⚪️「夢はいいことです。人間は夢を持って生きなくちゃ。
しかし、実行するときには夢をよく分析し、うんと研究してやるべきで
しょう。小便する夢を見て、寝小便したり、崖から飛び下りる夢を見て、
とび下りちゃ—–。」
⚪️ 「王道を歩け」
⚪️ 「何も一番でなくても、万年二位を狙っていくんだ。
東急グループの仕事で業界一というのはない、それでいいんだよ」
⚪️「全国展開、あるいはナショナルブランド化は、安易に進めてはいけない。
まず、偉大なローカルブランドとなることが出発点だ。」
⚪️「心のこもったサービスが、事業を左右する時代になった。」
⚪️「自分なりに仕事をやらなければ、どうにもなりませんから。
自分でやれること、やれないことをまず整理して、やれないことは思い
切ってかたづけてしまう。
やっぱりトップに立ったらそれをやらないと、みんながついてこれないん
じゃないですか。」
⚪️「まず足もとを固めた」上で「やれるものからだんだん固めて行く」と。
⚪️ 企業というものは、自分の商売に汗を流して稼いで配当する。
賃金を払っていく、というのが原則なことはいうまでもないことだ。
営業外で金をころがして利益が出ると、汗を流して仕事をするのがばかば
かしくなる。
こういう空気が社内に出てきたりしたら、会社としての将来は不安だ。
企業はあくまで、財テクにうつつをぬかしてはならない。
⚪️「外に強いやつと守りに強いやつが居る。
人によって長所がちがうから、うまく使うんだ。」
⚪️「行儀の悪い人はいつでもいますよ。
しかし、行儀のわるい人はどこにも通用しない。
一勝負やって当てる程度。いずれ行き詰まる。」
⚪️「ただカネもうけしているだけの人は、没落が早い。
そこに何か人間的な魅力がある人が残るんじゃないですか。」
総括 いかがでしたか。
約2 2年前の書籍ですが、現在にも十分に通用する言葉だと思います。
現在、よく目にする「選択と集中」。
超高齢社会、人口減少、労働力不足等々厳しい世の中ではありますが、
「シニア層の活性化」を推進することが打開策につながると思います。
女性の労働力推進を支えるべく、「シニア層の活性化」も並行して政策を
期待しております。
この続きは、次回に。