書籍「はじめよう シェアリングビジネス」⑱
◯ SHARING CITY IN THE WORLD—–ソウル
SEOUL
アジアの中でシェアリングエコノミーにいち早く目をつけ、実行に移した都市ソウル。
30年間でGDPが14倍になるなど急速に成長する陰で様々な都市問題が生まれた。
同市はこの問題を、シェアリングエコノミーを活用して官民一体で解決する事を考えている。
✔︎ ソウル市のシェアリングシティ計画および成果
✔ 特定のシェアサービスへの補助金の使用内訳
[ 3年間のシェアリングシティ・ソウル ]
推進関連コンテンツ
① シェア系事業者の競争力強化のための総合支援戦略
● シェアサービス創業スクール、シェア経済の市民学校などを通じて、シェア企業予備軍の
創業活性化を支援
● 事業費支援および分野別コンサルティング支援によるシェア系事業者の成長を支援
創業活性化—シェア経済的に関心のある市民および創業家予備軍を対象に実質的な
創業支援プログラム
+
成長促進——シェア系事業者を対象にシードマネーを提供。コンサルティング、
投資誘致の機会を拡大提供
② 生活密着型シェア事業の支援拡大
● ナヌムカー、駐車場の共有、公共施設の開放、子供服の分かち合い、工具図書館などソウル市の
主要事業を全自治区へ拡大および冷蔵庫(隣と共に分かち合うシェア冷蔵庫を路地などに設置して
住民の手作りキムチやおかず、食材、果物などを寄付)など地域特化の新規事業の持続的発掘
● ナヌムカー、工具図書館など市民の生活に密接したシェア事業を集積化された町に造成する
シェア村事業
● 青少年を対象としたシェア経済教育などを通じて共有価値に対する認識を拡散
③ シェアリングシティネットワークの強化
● 優秀シェア政策を全国的に拡散して法・制度改善などに向けてシェアリングシティの
協議体を運営
● シェアリングシティ・ソウルの政策広報や世界経済の動向把握および海外主要期間との
ネットワーク強化のための国際諮問団を運営
● シェアードハブの運営によるオンライン・オフライン上の支援
◯ THE SHARING CITY IN JAPAN
︎ 日本のシェアリングシティ認定都市
アムステルダム、ソウルといった海外都市があるが、日本の自治体でもシェアリングシティに
認定されて積極的に課題解決に取り組む都市がある。
✔︎ 日本 にある5つの“認定都市”
1. 秋田県湯沢市—子育て世代が住みやすい街づくりを目指し、子育てシェアサービス
「AsMama」を活用。
2. 千葉県千葉市—「スーペーマーケット」「TABICA」を導入。
MICE誘致のためにユニークベニュー活用を推進。
3. 静岡県浜松市—「スーペーマーケット」「TABICA」を導入。観光体験プラン提供、遊休資産活用を
進めている。
4. 佐賀県多久市—「クラウドワークス」「TABICA」を導入。在宅ワークや観光促進によって
住民満足度を向上。
5. 長崎県島原市—-「スーパーマーケット」「TABICA」を導入。島原城などの観光施設をシェアし
収益化を目指す。
{ シェアリングビジネスを活用した自治体のユニークな取り組み }
● 別府市(大分県)
● 徳島市(徳島県)
● 生駒市(奈良県)
● 横瀬町(埼玉県)
● 日南市(宮崎県)
● 瀬戸内地方
※ 詳細は、購読にてお願い致します。
◯ RIDE SHARE of HOKKAIDO
北海道のライドシェアがスゴイ
北海道北部の2つの町で、「ライドシェア」の実証実験が行われている。
新たな発想で地方創世への道筋を探る2町の取り組みを紹介する。
✔ 天塩町
中長距離・相乗り型ライドシェアで住民の選択肢を増やし不便を解消
● アナログの窓口で高齢者利用をサポート
● 需要と供給がマッチ 町民からあがる満足の声
● 突発的なニーズに応えるための方策を検討
✔ 中頓別町
ボランティアドライバーによる実費のみ支払いの配車型ライドシェア
● 町内を走るシェアカーをアプリ・電話で配車依頼
● 月1回行われる会議や教習所研修などで安全対策
● シェアリングエコノミーでめざす中頓別町の将来像
◯ EPILOGUE
● 全文
● 成長戦略
● シェアリングエコノミー認証制度
● シェアリングシティ
● ビジネスマッチング
● シェア経済サミット
※ 詳細は、購読にてお願い致します。