雑学-サーバントリーダーシップ①
—インターネットより抜粋–
◎ サーバントリーダーシップ
「サーバントリーダーシップ」とは、「まず相手に奉仕し、その後相手を導く」という
考えの元に生まれた「支援型リーダーシップ」です。
今回は、そんなサーバントリーダーシップについてご紹介します。
1. サーバントリーダーシップとは?
それでは、サーバントリーダーシップとは、どのようなリーダーシップなのでしょうか。
✔︎ サーバントリーダーシップ(支援型リーダーシップ)
サーバントリーダーシップは、アメリカのロバート・グリーンリーフ博士が提唱した
リーダーシップ哲学で、「リーダーはまず相手に奉仕し、その後相手を導くものである」と
いう考え方に基づくものです。
そもそも「サーバント」とは、「使用人」「召使い」という意味。部下に対して、
奉仕の気持ちを持って接し、どうすれば組織のメンバーの持つ力を最大限に発揮できる
のかを考え、その環境づくりに邁進するリーダーシップです。
これは「支援型リーダーシップ」とも呼ばれ、従来の所謂「支配型リーダーシップ」とは
相対するものです。
✔️ 支配型リーダーシップ
日本においてこれまで主流となっていたリーダーシップスタイルである「支配型
リーダーシップ」は、強い意思のもと、リーダー自身の考え方や価値観を貫き、
部下を強い統率力で引っ張って行くようなリーダーシップ像でした。
部下を管理・命令する事で、組織を動かしてきたのです。
これは「強制型リーダーシップ」とも呼ばれます。 ただ、ビジネスの環境変化が
激しくなり、人材にも多様性が求められるようになった近年、このリーダーシップとは
正反対とも言える「サーバントリーダーシップ」が注目されるようになってきました。
2. 従来型の「リーダー」との違い
それでは、従来型のリーダー、所謂「支配型リーダー」と「サーバントリーダー」の違いを、
7つの視点で比較してみましょう。
| 支配型リーダー | サーバントリーダー |
モチベーション | 大きな権力の座につきたい | 地位にかかわらず、他者に奉仕したい |
重視すること | 競争を勝ち抜き自分が賞賛されること | 協力して目標達成し、皆がウィンウイン |
部下への影響力の持ち方 | 権力を使い、部下を畏怖させる | 信頼関係を築き、部下の自主性を尊重 |
コミュニケーション方法 | 部下に対し、説明し、命令する | 部下の話を傾聴する |
業務遂行方法 | 自身の能力を磨き、その自信を元に指示 | コーチング、メンタリングから部下と共に学ぶ |
成長への考え方 | 社内でうまく立ち回り、自身の地位をあげて成長 | 個人のやる気を重視し、組織の成長と調和させる |
責任への考え方 | 失敗した際にその人を罰する為の物 | 責任を明確にし、失敗から学ぶ環境を作る |
【出典】”The Essentials of Servant-Leadership: Principles in Practice”Ann McGee-Cooper and Gary Looper
※一部文言を変更
◻︎ 支配型リーダー
支援型リーダーは、自分中心の考え方で組織を動かします。自身の組織における権力のため、
他者と競争したり、社内での地位を意識します。
部下に対しては、その権力を使って一方的な説明や命令を出す事でコミュニケーションを
とります。そして、「責任」は部下を罰するためにあると考えています。
◻︎ サーバントリーダー
一方サーバントリーダーは、「奉仕」の精神の元、部下を中心に考えた組織運営を行います。
信頼関係を重視しており、部下の話に耳を傾け、協力しながら目標を達成していきます。
メンバー個人個人のモチベーションを意識し、例え失敗してもそれを学びに変える
環境づくりに取り組みます。
この続きは、次回に。