「終活アドバイザーの活用」①
私は、昨年2月に自分自身の「終活」を考えて、基礎知識から学ぼうと思い、
U-キャン通信教育「終活アドバイザー」講座を受講、4月に修了致しました。
「NPO法人ら・し・さ 終活アドバイザー協会」に登録後、会員の方々から
承認をいただくことでメンバーとなりました。また、「終活アドバイザー
協会」からの定期的な情報提供や会報等の送付もあります。
そして、会員同士によるFacebookによる「終活アドバイザー」グループでの
会員同士のコミュニティも活発です。
私は会社員時代に、社会人対象のカルチャースクールを運営していた会社に
勤務しておりました。生徒の最終目標は、「キャリアアップ」による転職と
「ビジネスによる成果」となります。ついては、「終活アドバイザー」の
「ビジネスによる成果」を目的に、これからはいろいろな企画を提案して
ゆきたいと考えております。
本日より、U-キャン通信教育「終活アドバイザー」講座でどんな基礎知識を
学んできたかを「箇条書き」にてご紹介したいと思います。
詳細を学びたい方や知識を身につけたい方は、是非、U-キャン通信教育
「終活アドバイザー」講座を受講されてはいかがでしょうか。
2021.1.10
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
終活アドバイザー講座
「自分らしく今を生きる」
第1章 終活アドバイザーとは
Lesson1 高齢化する社会と終活
1. 終活が求められる時代背景
2. 終活の基本となる「自助・共助・公助」
3. 終活ですべきこと① 〜よりよく生きるために〜
4. 終活ですべきこと② 〜人生の最期を託す〜
・最近は、家族と親しい人だけで行う家族葬が主流になりつつあります。
・相続を巡る争いでは、遺産の価額が5,000万円以下のケースが多く
あります。
・相続を巡るトラブルでは、親の介護をした人としなかった人が遺産の
分け方でもめるケースがよくみられる。
・団塊世代とは、1947(昭和22)年〜1949(昭和24)年頃に生まれた人たちの
総称です。
・公的年金などの社会保険制度は、現役世代が高齢者を支えるしくみに
なっている。
・少子高齢化により、医療や介護にかかる高齢者自身の負担は増えていく
傾向にある。
・近年では、公助でまかなえない部分を自助や共助で補うことが求めら
れています。
・家族や友人など、自分を中心とした人間関係を確認しておくことは、
終活において重要な手順といえます。
・世界保険機構(WHO)の定義では、65歳以上の人を高齢者といいます。
・国際連合では、全人口に占める高齢者の割合が21%を超えた社会を
超高齢社会と定義しています。
・小子高齢化により、高齢者1人を支える現役世代の人数は、2050年には
1.3人まで減少すると予想されています。
・社会保障制度など、国や自治体から受けられる援助やサービスのことを
公助といいます。
Lesson2 終活アドバイザーの役割と心構え
1. 終活アドバイザーとは
2. 終活アドバイザーの活躍の場
3. 終活アドバイザーの倫理
4. 終活アドバイザーとしての心構え
・終活アドバイザーに求められる役割のひとつに、相談者のこれからの
生活に寄り添うことがある。
・相談内容に高度な専門知識が必要になったら、終活アドバイザーは各
分野の専門家の協力を仰ぐようにします。
・終活の相談では、相談者の話をさえぎったり、最初から否定したりせず、
まず相手の話に耳を傾けることが大切です。
・相談者に満足してもらえるアドバイスを行うためには、アドバイザー
自身の幅広い知識や経験が必要となります。
・終活アドバイザーは自治体や老人クラブなどでエンディングノートを
活用した終活を勧めることができる。
・「他人ごと」ではなく自分のこととして想像すると、より親身で適切な
アドバイスができます。
・人と接するときは、物理的な距離感のほかに、心理的な距離感にも気を
配ることが重要です。
・傾聴とは、単に相手の話を聞くのではなく、相手が言いたいことに注意を
払って、深く耳を傾けることです。
・終活アドバイザーは自助・共助・公助のうち、共助のひとつとして位置
づけられる。
・善管注意義務とは、「善良なる管理者としての注意義務」という意味で、
その人の職業や専門家としての能力などから考えて、通常期待される
注意義務のことをいいます。
・終活アドバイザーは、相談者の利益を第一に考えます。相談者の利益を
損ない、自分の利益に誘導するようなことをしてはいけません。
・税理士でない者が相続税の金額を計算したり、所得税の確定申告書を
代理で作成したりすることは、たとえ無料であっても税理士法違反と
なります。
Lesson3 エンディングノートは転ばぬ先の杖
1. エンディングノートとは
2. エンディングノートの記載項目
3. ノートを書く時の注意点
・エンディングノートを書いておくと、万一重病や認知症になっても、
医療や介護に関する自分の希望などを伝えることができる。
・エンディングノートは火事や自然災害などの非常時には役に立つ。
エンディングノートの情報は、生活していくうえで必要な情報なので、
非常時に持ち出せば役に立ちます。
・一般的には、高齢になるにつれて記憶力は衰えます。エンディング
ノートは、自分自身の備忘録の役割も果たします。
・借入れも相続財産なので、エンディングノートに書いたうえで、あら
かじめ相続する人に伝えておきます。
・お葬式の遺影は自分で選ぶこともできます。
希望の写真をエンディングノートに貼りつけるか、保管場所を書いて
おきます。
・散骨や永代供養墓など、埋葬や供養の方法について特別な希望があれば
エンディングノートに書いておきます。
・エンディングノートは一度書いたら終わりではなく、定期的に見直し、
状況が変わったらそのたび更新しておくようにします。
・エンディングノートは身近な人がすぐに探し出せる場所に置いておき、
家族や親しい人に保管場所を伝えておきます。
・エンディングノートは他人に見られることを前提に書くものなので、
キャッシュカードの暗証番号などは書くべきではありません。
・エンディングノートに法的な効力はありませんが、その内容が亡く
なった人の意思として尊重されれば、相続人同士のもめごとを減らす
効果は期待できます。
・エンディングノートに書かれた言葉や文章は、直接話す言葉よりも、
読んだ人の心に重くのしかかるため、特定の人の悪口や恨みごとは
書かないようにします。
・ノートは家族などがすぐに探し出せる場所に保管します。玄関先など
他人でも気軽に入れてしまう場所や、貸金庫のように非常時にすぐ確認
できない場所は適切ではありません。
この続きは、次回に。