Coffee Blake-令和3年2月3日(水) 「私のリーダー論」
昨日は、「節分」であり、「恵方巻の日」でもありました。
今日-2月3日は、「立春」となります。
インターネットより抜粋で、
「124年ぶりの2月2日の節分は、暦の変動に思いを馳せて、恵方巻を
味わってみてはいかがでしょうか。今年の「恵方」は南南東だそうです。」
日経新聞「私のリーダー論」と「人間の発見」を私見で気に入ったところを
抜粋にてご紹介致します。
2021.2.3
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
「私のリーダー論」
サラヤ 更家 悠介社長
—リーダーに必要な条件は何だと思いますか。
「3つあると思います。1つは『チェンジリーダー』であることです。
新型コロナウイルスの感染拡大や脱炭素社会への移行など、社会の大きな
変化に対して会社という組織を変化させなければなりません。
課長より下の役職の従業員は会社のルールの中でどう活躍するか、という
ことを考えます。でも、それ以上の役職の人は会社のあり方自体を考える
必要があります。
ビジネスである以上、学者のように理論を提唱するだけではなく、実際に
変化を起こさなければいけません」
「2つ目は道徳的な基準を持つことです。
リーダーは変化を起こさなければいけませんが、『なぜ変えるのか』と
いう基準を自分のなかに持っている必要があります。
SDGs(持続可能な開発目標)や事業の将来性もあるでしょうし、社会性や
倫理性、普遍的な価値も大切です。
利益を上げることだけでは理解してもらえないでしょう」
「3つ目はコミュニケーション能力を磨くことです。
新型コロナでも各国のリーダーが発信するメッセージは異なります。
企業のリーダーも従業員に対し、倫理や科学的知見に基づいてメッセージを
発信することが必要です」
「人間の発見」
デザイナー 原 研哉さん
—-デザインの役割を問う
日本は戦後70年、製造業に特化して走ってきました。
規格大量生産が得意で、そこそこ精密な物をゆがみなく一律に作って
きました。そんな時代が終わり、モノから価値をつくる時代に転換して
きています。
残念ながら、ITやAIの分野で日本は遅れてしまいました。
しかしコミュニケーションの環境がグローバルに開かれていくほどロー
カルの価値が輝き、世界に広がりやすくなっています。
グローバルとローカルは、対義語ではなく一対の概念として、これからの
産業を作る基軸になっていくと思っています。
これからは日本が本来持っている風土や伝統、そこで培われた美意識の
ようなものを、未来資源とすべきだと思います。
手あかのついた「観光」ではすくい取れないような、より深部や細部を
見てまわる解像度の高い「観光」が、世界の人を引き寄せることになって
くると思います。地方こそ、最高の価値を生み出す鉱脈だと感じています。
日本人は日本の紹介が上手ではありません。着物姿ですしを運び、法被姿で
和太鼓をたたくといった光景になりがちで、世界の人は「ワオ」と喜び
ますが、すぐに興味が薄れてしまいます。
世界の9割以上の人は生まれてこのかた日本のことを考えたことなど
ありません。本当の日本の美しさについては、最初はよく分からない
けれど、深みに入ってきて、ある段階から「分かる」という衝撃が
起こるのだと思います。
しっかり深く日本を紹介し、衝撃を与えられれば、きちんとリアクションが
あると分かりました。日本でどう準備しなければならないか考え、自分
自身が日本列島を細かく見ようと低空飛行を始めました。
ゆくゆくはその土地のことをうまく翻訳して伝えるようなホテルをつくって
みたいと思っています。日本のホテルはもともと西洋を理解するために
生まれているため、日本のことを教えてくれるホテルはありません。
コロナ禍で自粛を経験し、生身の体を運んで味わうすばらしさにかなう
ものはなかなかないと気づいたのではないでしょうか。
日本には、実際に訪れて体験する喜びを提供できる資源がいっぱいあり
ます。そうしたものを世界に提案できるように、デザインしていければと
思っています。
私はこの頃、歳を重ねるにつれ、物忘れが多くなった、と常々
感じております。
その為に、一つの物忘れ予防として、「新しい知識」を吸収し、
「古い古い古い知識」と入れ替えた方が良いのでは、と思っています。
ただ、新聞を読んでいると「世の中には偉い人が多いな」と感じます。
物事の考え方や捉え方(視点)など、感心することが多いです。
「私のリーダー論」や「人間の発見」等々、いろいろ読んでいるなかで
勉強になることが非常に多いように感じます。
社会的にも、人間的にも「それなりの地位を築いた方々」には、共通
する点が非常に多いです。
私も是非、参考にさせていただきたいと思います。
また、若い方々には、より一層知識を吸収していただき、貪欲に目標に
向かって進んでいただきたいと思います。
“夢を抱き、夢に向かって進む”
「夢」を持つことが、一番の目標達成の近道かもしれません。
2021.2.3
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美