Coffee Blake-令和3年12月27日(月)「小児がん」
日経新聞2021年(令和3年)12月24日に、「5年生存率70〜90% 小児がん、
大人より高く」の記事が掲載されております。
昨日に続き、知識の享受として、記事をご紹介致します。
2021.12.27
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
5年生存率70〜90%小児がん、大人より高く
国立がん研究所センターは23日、小児や思春期・若年世代がんの5年後の
生存率を種類別に初集計した。0〜14歳の小児がんの5年生存率は70〜
90%のものが多く、大人のがんより高い傾向が明らかになった。
がん対策の基礎資料として治療法選択などへの活用が期待される。
思春期・若年世代のがんは、支援が届きにくいという課題があり、
生存率が改善していくかどうか長期的にフォローアップすることが
重要になる。
薬開発に時間 課題
調査に協力した国立生育医療研究センターの松本公一・小児がんセンター長は
「子どもは抗がん剤や放射線治療などが効きやすいことが要因と考えられる。
ただ大人に比べて薬の開発に時間がかかるという課題がある」と指摘した。
2013〜14年に診断された小児がんの種類別では、胚細胞腫瘍の5年生存率が
96.6%と最も高かった。子どもに多い白血病は88.0%、脳腫瘍74.6%、
リンパ腫90.7%だった。骨腫瘍は70.5%で最も低かった。
15〜39歳に相当する思春期・若年世代は女性のがんが多く、5年生存率は
乳がんが90.0%、子宮頸部・子宮がん89.0%だった。
このほか甲状腺がんは99.2%、大腸がん74.8%となった。
また40歳以上を含めたがん全体の5年生存率は67.5%で、2009年にがんと
診断された人の10年生存率は60.”%だった。
このほか、診断から一定期間が経過した人の「サイバー生存率」も初公表。
非小細胞がんの場合、診断から1年後の生存率が73.7%だったのに対し、
診断から4年後に生存しているサイバーが、さらに1年生きる割合は
94.1%となるなど、年数の経過とともに高くなる傾向があった。
集計は、全国で専門的ながん治療を提供する病院を対象とした院内がん
登録のデータを活用した。
がん情報サービスのウェブサイトで、施設ごとの患者数や治療方法などの
詳細なデータを公開している。
二日続けて、「がん」の知識・情報をご紹介致しましたが、若干、
気が滅入ってしまいました。
いかに健康であることが、〝喜ばしい〟のかを感じた次第です。
2021.12.27
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美