P.F.ドラッカー 「仕事の哲学」⑤
DRUCKER SAYINGS ON INDIVIDUALS
第2章 成果能力
成果とは百発百中ではない。
百発百中は曲芸である。
成果とは、長期にわたって業績をもたらし続けることである。
—-『マネジメント』
□ 成果が自己実現の前提となる
成果をあげる者は、社会にとって不可欠な存在である。
同時に、成果をあげることは、新入社員であろうと中堅社員であろうと、
本人にとって自己実現の前提である。
—『経営者の条件』
□ 自らの最高のものを引き出す
まず果たすべき責任は、自らのために最高のものを引き出すことである。
人は自らがもつものでしか仕事ができない。しかも、人に信頼され協力を
得るには、自らが最高の成果をあげていくしかない。
—『非営利組織の経営』
□ 人はまだ優れるに至っていない
成果をあげる人とあげない人の差は、才能ではない。
いくつかの習慣的な姿勢と、基礎的な方法を身につけているかどうかの
問題である。しかし、組織というものが最近の発明であるために、人は
まだこれらのことに優れるに至っていない。
—-『非営利組織の経営』
□ 成果をあげる人の共通点
成果をあげる人たちは、気性や能力、職種や仕事のやり方、性格や知識や
関心において千差万別である。
共通点は、なすべきことを成し遂げる能力を持っていることだけである。
—–『経営者の条件』
この続きは、次回に。