P.F.ドラッカー 「仕事の哲学」⑦
DRUCKER SAYINGS ON INDIVIDUALS
第3章 貢献
自らの果たすべき貢献は何かと言う問いからスタートするとき、人は
自由となる。
責任をもつがゆえに、自由となる。
—-『マネジメント』
□ 権限に焦点を合わせる間違い
ほとんどの人が、下に向かって焦点を合わせる。
成果ではなく、権限に焦点を合わせる。
組織や上司が自分にしてくれるべきことや、自らがもつべき権限を気に
する。その結果、本当の成果をあげられない。
—–『経営者の条件』
□ 果たすべき貢献を考えよ
成果をあげるには、自らの果たすべき貢献を考えなければならない。
手元の仕事から顔をあげ、目標に目を向ける。
組織の成果に影響を与える貢献は何かを問う。
そして責任を中心に捉える。
—–『経営者の条件』
□ 貢献こそが成果をあげる鍵
貢献に焦点を合わせることが、仕事の内容、水準、影響において、あるいは
上司、同僚、部下との関係において、さらには日常の業務において成果を
あげる鍵である。
—-『経営者の条件』
□ 貢献への焦点が成果能力をもたらす
貢献に焦点を合わせることによって、コミュニケーション、チームワーク、
自己啓発、人材育成という、成果をあげるうえで必要な基本的な能力を
身につけることができる。
——『経営者の条件』
この続きは、次回に。