Bridge to success(成功への懸け橋) ⑲
○ 起業・創業には、「心に残る言葉に従い」で
今日は、始めに「No Try , Success」について、ご紹介致します。
インターネットで検索すると、
No Try, No Successとは、
・何でも挑戦しないと成功はしない
・納得するまで考えて決断し、実行したら成功するまでやり遂げる
執念が大切。
・労を惜しまず、自分の目、耳、肌で顧客を理解し「知り抜く」こと。
と言う意味のようです。
大変、良い言葉でもありますし、参考にもなります。
また、「No Challenge, No Success」挑戦がなければ成功もない。
と言う言葉もあります。
起業・創業に限らず、このような言葉は、いろいろな場面で活用される
のではないでしょうか。
私は、新聞・書籍等々で心に残る、参考になる「言葉」や「文章」は、
メモをとるようにしております。
以前「代表のブログ」でも、いろいろと心に残る言葉、文章をご紹介して
おりますが、時が立つにつれて年齢のせいかすぐに忘れてしまいます。
例えば、「チェンジメーカー」と言う言葉もありました。
意味は、社会起業家は、社会変革(Social Change)の担い手(チェンジ
メーカー)として、社会の課題を事業により解決する人のことを言う。
社会問題を意識し、社会変革を起こすために、ベンチャー企業を創造、
組織化、経営するために起業と言う手法を探るものを指す。
現在は、スタートアップと言う言葉を多く、見聞きします。
インターネットで検索致しますと、
ベンチャー企業とスタートアップ、どう違う?
最近メディアで頻繁に使われる“スタートアップ”という言葉があります。
これまでは立ち上がったばかりの若い会社は“ベンチャー企業”と呼ば
れることが多く、今も日本ではこれらが同義の認識で使用されている
ケースが散見されますが、実際にはこの2つは似て非なるものです。
スタートアップとは
スタートアップという言葉は、シリコンバレーで使われ始めた英語として
日本に入ってきました。スタートアップが指す企業として挙げられるのは、
Google、Amazon、facebook、Uberといった、イノベーションを起して
短期間のうちに圧倒的な成長率で事業を展開する企業です。
設立年がいつかということよりも、そのビジネスモデルの革新性、解決
される社会課題の大きさ、そしてIPOやM&AといったExit戦略がある
企業のことを指します。VCが出資をしていなくとも、上記点に当てはまる
会社であればスタートアップとなりますが、現実的にはVCの出資を受けて
いる場合がほとんどです。
ビジネスモデルの違い
ベンチャー企業とスタートアップの一番の違いはビジネスモデルにあり
ます。ベンチャー企業は既存のビジネスモデルをベースに収益性を高める
工夫をするか、スケールを拡大することで売上を増大するような組織です。
一方のスタートアップは、今までにないイノベーションを起こし新しい
ビジネスモデルを手探りで構築していく組織になります。
世の中に大きなインパクトを与えるビジネスを創ることがスタートアップの
目的でもあるため、堅実に日銭を稼いでいくようなベンチャー企業とは
リスクも成長スピードもまったく違ったものになります。
日本では楽天がEコマース事業を国内に根付かせましたが、これはそれ
までになかったビジネスモデルでスタートアップが成功した事例と言える
かもしれません。一方、ソフトバンクは既存のソフト流通業、通信業を
徹底的に拡大させ、IPO後のキャピタルゲインで投資ビジネスを活発させて
おり、このモデルはベンチャー企業が拡大した事例と言えます。
収益性の違い
ベンチャー企業は早い段階での黒字化と着実な成長を重視して経営を行う
ため、飛躍的というよりは長期的にじわじわと右肩上がりの成長を続けて
いきます。一方、スタートアップは新しいプロダクトやサービスがしっ
かり出来上がるまでは赤字が継続することが多く、設立から数年は死の
谷(Valley of Death)と呼ばれる期間が存在します。よって、この期間に
成長のための資金をベンチャーキャピタル等から調達できるかが、企業の
生死を分けることになります。また、いったん黒字基調になっても早期に
スケールアップを目指すため、2回3回と資金調達を実施して企業価値を
拡大させ、Exitに持っていきます。
このように、改めて調べてみると大変、参考になります。
情報が多くなっている現代ですが、自分自身に参考になる言葉や文章は、
正確に認識することで、「身にする」ことが重要です。
既に、ベンチャー企業、スタートアップと言われている企業も当初は、
「創業・起業」から始まりました。
そして、「No Try, No Success」「No Challenge, No Success」の精神で
現在に至っていると感じました。
これから「起業・創業」を目指している方々には、大変、参考になるのでは
ないでしょうか。
2022年12月5日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美