お問い合せ

今日の気づき-日経新聞「私の課長時代」7月5日

2023年(令和5年)7月5日 日経新聞「私の課長時代」小糸製作所社長 

加藤充明氏(下)記事を拝見致しました。

 

その記事の一部(私が若い時代に感じた事と同様の内容)をご紹介させ

ていただきたいと思います。


 

■営業経験で理解した「旗振り役」の価値

 

実現できない目標を掲げても他の人は味方してくれません。到達可能な

ゴールを共有し、そこに至る道筋を示す。そして皆を鼓舞するために

旗を振るのです。大切なのは「コミュニケーション」と「コラボーレ

ーション」。チームでの成長は社長になった今でも大切にしています。


 

私が若い時代に、珈琲焙煎卸メーカーが経営するある直営店(喫茶と

珈琲豆販売)に勤務し、経営立て直しの店舗責任者を命じられました。

その時に経験した事をこの記事を拝見し、思い出したのです。

結果的には、経営立て直しが出来、毎日が目標日商を超え、大入袋が

毎日支給されました。

経営立て直しが出来た要因は、一つは、「運」、一つは、「縁」だと

思っています。

 

一つ目の「運」。

 

店舗の近隣に大手新聞社が移転してきました。新聞社の従業員の方の

利用頻度増、新聞社への出前等々で目標日商をすでに確保。

そして、お客様がお客様を呼ぶという事で、店内利用度も倍に増えた

のです。

 

二つ目の「縁」。

 

従業員に恵まれました。毎日、朝の準備を終えてから、モーニング

(朝食)タイムを設けており、本日の目標日商、目標月商までの売上高

等を報告、協力を求めておりました。

店舗の売上高目標達成への「ベクトル」を確認していたのです。

そして、「飲みニケーション」での「夢の実現」を対等に話し合う事

でした。

 

私は、この会社に就職したきっかけは、「一国一城の主」になる事で

した。

会社で「上」を目指すよりも、「起業」「独立」が目標でした。

従って、お金をもらいながら(給料)、経験を積み(実務と店舗経営)、

独立を考えておりました。そして、給料をもっと多くもらいたいと

思った時に考えたことが、「店舗責任者」になり、次には、「本社

勤務での役職に就く」事でした。

 

この目標は、勤続3年目で達成出来ました。

 

それでは、今回の記事での「コミュニケーション」とは、

 

● コミュニケーション【communication】

 

1. 社会生活を営む人間が互いに意思感情思考伝達し合うこと。

     言語・文字・身振りなどを媒介として行われる。

   「―をもつ」「―の欠如

 

2. 動物どうしの間で行われる、身振りや音声などによる情報伝達。

 

[補説]「コミュニケーション」は、情報伝達連絡通信の意だけ

ではなく、意思疎通、心の通い合いという意でも使われる。

「親子の―を取る」は親が子に一方的に話すのではなく、親子が互い

理解し合うことであろうし、「夫婦の―がない」という場合は、

が成り立たない、気持ちが通わない関係をいうのであろう。

 

私の若い時代に比べると、「コミュニケーション」は少なくなっている

のではないでしょうか。要因は、「携帯電話」「LINE」等々のSNSの

普及ではないかと思っています。便利になることは良いのですが、私は

「フェィスツーフェイス」が重要であると思っています。

 

フェイスツーフェイス(face-to-face)

 

    面と向かって行うこと。直接に行うこと。

 「顧客との―の付き合いが売上増につながる」

 

次に、「コラボレーション」とは、

 

■ コラボレーション【collaboration】

 

「collaboration」とは、2つ以上の個人グループ協力して特定の

目的を達成することを意味する表現

 

「collaboration」とは・「collaboration」の意味

 

「Collaboration」とはグループ、または組織協力し共通の目的

プロジェクト達成するために働くことを意味する形容詞である。

この協力は、情報リソース共有アイデア意見の交換役割

分担相互役割責任の明確化、およびコミュニケーションの強化

など、多岐にわたる方法行われる

 

私は、個人(社員やアルバイト等)が共通の目的を達成するために働く

ことだと思っています。

単に、働くだけではなく、「目標」や「将来の個々の夢の実現」に

向けて働き、「働き甲斐」「生き甲斐」「やり甲斐」を持つことで、

達成に向けた道程に繋がると信じています。

 

「ワンマンプレイ」ではなく、

 

「ワンマンプレー」の意味は「チームで行動する時に、一人だけで

目立とうとすること」です。

他にもメンバーがいるのに連係し協力せずに、自分だけで結果を出そう

と独断で行動することを言います。

スポーツで団体競技で使うこともあれば、組織や団体として一つの目標

に向かって行動する時にも使われる表現です。

 

「One for all  All for one」 の考え方で、


日本語訳の多くは、「みんなは1人のために、1人はみんなのために」

こう訳されると思います。

でも、この訳は残念ながら間違っていると言われています。

どこが間違っているかといえば、後半の「All for One」の訳の部分です。

最初の「one for all」は「1人はみんなのために」。

これは多くの方が知っている意味で、問題ありません。

しかし、「all for one」は「みんなは1人のために」ではなく、

「みんなは1つの目的のために」だと考えるべきだと言われています。

特に経営の文脈では、「みんなは1つの目的のために」で考えないと

物事が進まなくなってしまいます。

例えば、事業計画とか制度決定とかは多数決だと何も決まらない。

もちろん周りの意見は聞くものの、最後にジャッジするのは意思決定者

である1人がバチっと決める。

そうしないと会社が進まなくなってしまいます。

 

今日の日経新聞を読み、このような考え方に気づき、再確認出来た

ことに感謝したいと思います。

 

2023年7月5日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

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