今日の気づき-「認知症不明者」
「認知症不明者」が増加しているという記事を目に致しました。
「11年連続最多更新」等など、高齢化が進むにつれて、これからも増加傾向になるのでは
ないでしょうか。
いろいろな対策が行われているようですが、「認知症における個々の予防対策」も必要で
あると思いました。
「決して人ごと」ではなく、「自分ごと」として考えております。
インターネットで検索の上、一部ご紹介致します。
2024年7月4日読売新聞
認知症で行方不明2万人弱、11年連続で過去最多を更新…GPSで群馬の女性が
東京で見つかる事例も
2024/07/04 13:27
全国の警察に昨年届け出があった認知症の行方不明者は延べ1万9039人(前年比330人
増)で、11年連続で過去最多を更新したことが警察庁のまとめでわかった。不明者の
7割は当日に所在が確認されたが、発見が遅れると命に関わる。早期に所在を把握でき
たり、安心して外出できるように後押ししたりする取り組みが広がっている。——-
「警察庁」
警察庁によると、昨年の認知症の行方不明者は男性1万597人、女性8442人。都道府県
別では兵庫が2094人で最も多く、大阪2016人、埼玉1912人、神奈川1843人、愛知1577人、
東京1214人などだった。
自治体によるGPS(全地球測位システム)端末の貸与が広がっており、GPSがきっ
かけで発見された人は、昨年下半期だけで計71人に上った。群馬県の女性(当時69歳)
が靴に入れた貸与端末から東京都内で見つかったケースもあった。
不明者の7割にあたる1万3517人は当日に所在が確認されたが、1か月以上かかった人も
39人いた。死者は前年以前の届け出分も含めて553人だった。警察はドローンも活用して
捜索態勢を強化している。
2024年7月4日日経新聞-全文をご紹介致します。
認知症やその疑いがあり、2023年に全国の警察に届け出があった行方不明者が延べ1万
9039人に上ったことが4日、警察庁のまとめで分かった。前年から330人増え、12年の
統計開始以来、11年連続での最多更新となった。80歳以上が1万1224人、70代が6838
人だったのに対し、60代以下は977人。70代から危険性が高まる傾向がうかがえる。
行方不明者全体の人数は延べ9万144人。新型コロナウイルス禍の20年は過去最小の7万
7022人だったが、3年連続の増加となった。
認知症の行方不明者数は12年の9607人から増え続け、近年は2倍に迫る状況で推移。
高齢化の進行を背景に今後も増えるとみられる。
一部自治体が高齢者に配布している全地球測位システム(GPS)機器や、ドローンによる
捜索が早期発見につながったケースがあり、警察庁は関係機関と連携し、取り組みを
推進するとしている。
都道府県別では、兵庫県が2094人と最多で、大阪府が2016人、埼玉県が1912人と続いた。
男女比は、男性が55.7%、女性は44.3%。23年以前に届け出られた人も含めると、1万
8221人が生存した状態で見つかり、うち1万7988人は届け出から3日以内だった。
553人は死亡した。
以前の『代表のブログ-2024年2月7日-「健康を考える」-認知症予防』、シニアアカデ
ミー「レディス&ジェントルマン」①②をご参考にして下さい。
医療も年々進歩しており、認知症薬も開発されております。
自分でできる範囲で予防に努めましょう。
□ 認知症にレカネマブは効くの?
レカネマブは脳内からAβを取り除く作用があり、病気の進行を遅らせ、認知機能の
低下を緩やかにすることが期待されています。ただし、この薬を投与できる人「MCI」
とよばれる軽度認知障害の人、そしてアルツハイマー型認知症の軽度の人にだけ適応と
なります。2024/05/10
□ レカネマブは日本では保険適用になりますか?
そんななか、認知症の原因の67.6%を占めるアルツハイマー病の新治療薬「レカネマブ
(レケンビ🄬)」が2023年12月に保険適用となりました。レカネマブは、新しい効能を
持った薬として期待されています。2024/01/25
□ レカネマブの値段はいくらですか?
本日、2023年12月13日に、厚生労働相の諮問機関・中央社会保険医療協議会で、アル
ツハイマー病の新薬「レカネマブ」(商品名レケンビ)の保険適用を了承し、薬価は
年間298万円(体重50キロの場合)で、12月20日から適用されると報道されました。
2023/12/13
□ レカネマブの何がすごいのですか?
一方、「レカネマブ」は、「アミロイドβ自体を取り除く」初めての治療薬で、神経
細胞が壊れるのを防ぎ、病気の進行を抑える効果があるとされています。エーザイなど
によると、早期の患者がより重い症状のステージに進行するのを、平均で2年から3年
遅らせることができると推定されるということです。
2024年7月8日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美