完訳 7つの習慣-人格の回復-54
私信
正しい原則は自然の摂理であると私は考えている。
正しい原則の根源、そして良心の根源は、私たち人間を創造した
父なる神にあると信じている。
神から授かった良心に忠実に生きる限り、人は自らの天分を存分に
生かすことができ、良心の声に耳を傾けない人ほど、動物のような
人生を送ることになると信じている。
正しい原則に従って生きる努力をするほどに、人間は天賦の才を
発揮でき、この世に授かった命を余すところなく生きられるのである。
イエズス会士のテイヤール・ド・シャルダンはこのように言っている—-
「我々は、霊的体験をしている人間ではない。
人間的体験をしている霊なのである」
私は今も、この本に書いたことを実践するために必死に努力している。
このような努力は価値があるし、必ず満たしてくれる。
それは私の人生に意味を与え、人を愛する力、奉仕する力、挫折しても何度でも
立ち上がる力を与えてくれる。
最後に、T・S・エリオットの言葉を紹介したい。
私自信の発見と確信を見事に言い表していると思う。
探究に終わりはない。
すべての探究の最後は初めにいた場所に戻ることであり、
その場所を初めて知ることである。
総括
私は、「完訳 7つの習慣」を「代表のブログ」での紹介を含め3度、
読み替えしました。
今だ十分に理解しているとは思っておりません。
ただ、10回は読み返して欲しいとのことですので、継続しながら
読み続けていきたいと思います。
私自身の習慣とは何か、とつい考えてしまいます。
毎朝の珈琲、毎日の晩酌、喫煙等々、あまりたいした習慣でもないな、
習慣といえるのかな、とも思います。
私がこの本で一番印象に残っている言葉は、「インサイド・アウト」。
インターネットより抜粋—-
7つの習慣「インサイド・アウトの原則」は絶対。
かの有名な書籍「7つの習慣」に、インサイド・アウトの原則についての
記述があります。
インサイド・アウトとは、
- まず最初に自分の内面を変化させること
● それから自分の外側に影響を与えること
という原則です。この順番は、逆にはなりません。
何故なら、私たちは私たち自身の作ったフィルターを通して、
この世界を観察しているからです。
私たちは、私たちの思うように世界を見ています。
私たちの身に何かが起きたことを知覚した時、私たちはそれを
五感を通して認識します。
- ○○が見える ● ××が聞こえる ● △△が臭う
などなど、そこに起きた事象をありのままに表現したものが、五感を
通して認識したものです。
それらには、本来、何の意味もありません。
五感を通して認識した事象に意味を付けるのは、「常に」「どんな時も」
「例外なく」私たちの思考です。
私たちは私たちの身に何かが起きた時、瞬時に思考を働かせ、
出来事に意味を持たせます。
それが良い出来事なのか、悪い出来事なのかは、私たちの思考次第
なのです。以前、私はそのことを分かっていませんでした。
出来事そのものに意味があるように捉え、世界を変えるためには、
自分の外側の出来事を変えなければならない・・・と考えていました。
しかし、自分の外は変えることができません。
自分の外は変えるものではなく、影響を与えるものです。
外へと影響力をもたらしてくれるものは、私たちの行動や言葉です。
私たちの言動が変わらなければ、外に影響を与え、変えることは
できないのです。
行動分析学では、行動の原因は、私たちを取り巻く環境にあるとしています。その通りです。
ただ、言葉を使って思考する私たちは、環境に対して意味付けをしてしまいます。
それが好ましい出来事なのか、それとも嫌な出来事なのか、意味を持たせます。
行動の直後に良い変化を感じられれば積極的に、そうでないなら消極的に
なっていきますが、その行動の学習プロセスに私たちの思考は影響を与えます。
私たちは自分の内側(思考)を変えなければ、行動を変えることができないし、
外側に対する影響力を持つこともできないのです。
常に、内から外へと変化しましょう。
インサイド・アウトの原則は、絶対です。
内なる世界を変化させ、外側の世界へ影響力を発揮しましょう。
それこそが、あなたが世界を変える方法です。
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私は、これから「インサイド・アウト」を実践致します。
自分のこれからの「生き方」や「ビジネス」に向けて、よい目標ができたと
思っています。是非、皆さんにも読んでいただきたい一冊です。
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美