第2回 認知症医療介護推進フォーラム ⑧
ルビンの壺(るびんのつぼ、Rubin’s vase)とは、1915年頃にデンマークの心理学者エドガー・ルビンが
考案した多義図形。
ルビンの顔(Rubin face)、図地の壺(figure-ground vase)、ルビンの盃・ルビンの
杯(Rubin’s goblet-profile)[1]とも。
背景に黒地を用いた白地の図形で、向き合った2人の顔にも大型の壷(盃)にも見えると
いう特徴を持つ。初出はルビンの2巻組の著書『視覚的図形』(Synsoplevede Figurer)。
同書は他にも、白地と黒地にマルタ十字をあしらった図形などが多数掲載されているが、
この内ルビンの壺が最も人口に膾炙される所となった。
感覚や知覚、記憶といった人間の情報処理過程を解明する[2]認知心理学においては、
知覚システムについて様々な研究成果が生み出されてきた。
その内の1つに「図と地の分化(分離)」というものがある。
1つのまとまりのある形として認識される部分を「図」、図の周囲にある背景を「地」と呼び、
図と地の分化によって初めて形を知覚する、というものである[3]。
この事について、ルビンは『視覚的図形』の中で次のように論理を展開した。
共通の境界線を持つ2つの領域があり、一方を図、他方を地として見るとする。
その結果、直接的知覚的経験は両領域の共通の境界線から生じ、1つの領域のみか、
一方が他方よりも強く作用する行動形成効果に特徴付けられる。[4]
要は一方が図になるとその形が知覚され、残りは地としてしか知覚されないという事を、
図地反転図形の1つであるルビンの壺を例に採り説明したのである。
ルビンの壺では白地(つまり壺のように見える部分)を図として認識すると、黒地(つまり2人の
横顔のように見える部分)は地としてしか認識されず(逆もまた真である)、決して2つが
同時には見えない[5]。
◽️ サ高住VS空き家増
サービスつき‐こうれいしゃむけじゅうたく〔‐カウレイシヤむけヂユウタク〕
【サービス付(き)高齢者向け住宅】
介護・医療と連携して高齢者を支援するサービスを提供する、バリアフリー構造などを備えた
賃貸住宅および有料老人ホーム。サービス付き高齢者住宅。サ高住。
[補説]高齢者の単身・夫婦のみ世帯の増加に対応するため、平成23年2011)の高齢者居住法改正により
制度が創設された。高齢者円滑入居賃貸住宅(高円賃)・高齢者専用賃貸住宅(高専賃)・
高齢者向け優良賃貸住宅(高優賃)を一本化したもので、居住者の安否確認・生活相談といった
生活支援サービスが提供される。
基準に適合した賃貸住宅を建設する事業者は建設・改修費の補助や融資、税制上の
優遇措置などが受けられる。
◽️ ご近所<互助>と他職種の支援で穏やかに暮らす。
以上が昨日の講演内容に、私が知りたい知識をホームページより抜粋してご紹介致しました。
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
この続きは、平成27年3月中旬より。