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訪日外国人インバウンド市場 攻略の鉄則-4

Part3

訪日外国人をどのように集客するか

インバウンドはまだ始まったばかりのマーケットであり、まだまだ大きなビジネスチャンスが

眠っている。訪日外国人を集客するにはどのような発想や工夫、取り組みが必要だろうか。

有識者のアドバイスを基に考察する。

 

インバウンドビジネスの全体像を把握する

発想と工夫次第で誰にでもチャンスが訪れる分野

インパウンドビジネスは、まったく新しいマーケットだけに既得権益がない。

発想と工夫次第で誰でもナンバーワンになれる可能性がある魅力的な分野だ。

インバウンドビジネスの全体像についてもやまとこころ代表取締役の村山慶輔氏に話を聞いた。

 

Keywords  ◯ 新しい市場 ◯ 発想と工夫

 

・  他の類を見ないほど急拡大するマーケット

非常に魅力的なマーケットとして今、訪日外国人観光客を対象としたインバウンドビジネスに

期待が集まっています。

インバウンドビジネスの特徴は何といっても、マーケットが急拡大していることです。

ここ数年インバウンドのマーケットは30〜50%のペースで急拡大しており、これだけ伸びている

マーケットは日本国内では他にないでしょう。

 

・  既得権益がなく誰でも参入できる

訪日外国人数が伸びている理由の一つは、日本への交通手段が多様化していることです。

格安航空会社(LCC)が増えているのはもちろん、クルーズ船を使って訪日する人も増えています。

もう一つの特徴は、インバウンドビジネスはまったく新しいマーケットであるために既得権益がなく、

誰でも参入できる余地があることです。

アイデア次第では、小さな企業でも個人でも先行者になれる可能性があります。

 

・  「競争」ではなく「連携」でビジネスを拡大

マーケットが広がっているため、同業他社と顧客を奪い合う必要がないこともインバウンド

ビジネスの特徴的な点です。むしろ、連携して顧客を増やした方がビジネスは広がります。

 

・  訪日外国人の主役は今後も中国人!?

日本は中国人向けのビザも緩和され、交通手段も増えています。

今後の成長性は高いと考えられます。

ある百貨店では、1年しか日本を訪れない外国人の富裕層が、1回の来店で日本人の15倍の金額の

買い物をするケースが少なくないそうです。

それを考えると、月に1度来てくれる日本人よりも年に1度来てくれる外国人の方が売り上げは

大きくなります。これまでは、1年に1度の外国人よりも1カ月に1度の日本人を重視してきましたが、

今後は買い物の頻度だけで考えると判断を誤ります。

金額と頻度の掛け算で考えていく必要があるでしょう。

 

・  長期視点では欧米市場が重要

先を見ている地域や企業は欧米人の観光客を見据えています。

インバウンドビジネスはまだ始まったばかりで、発想と工夫次第で誰にでもチャンスがある

魅力的なマーケットです。

 

 

この続きは、次回に。

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