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訪日外国人インバウンド市場 攻略の鉄則-7

Part4

訪日外国人への「おもてなし」成功の鉄則

訪日外国人に満足してほしいのは関係者全員の想い。

でも、その方法が間違っていると、努力が無駄になるばかりか日本全体の印象が悪くなる恐れも。

3人の有識者に「訪日外国人『おもてなし』成功の鉄則」を挙げてもらった。

 

接客コミュニケーション

「外国人=お客様」の意識の共有・徹底から

訪日外国人「おもてなし」成功の鉄則の第一は、「外国人はお客さま」と認識を改めることだ。

その理由を、一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会 専務理事事務局長の新津研一氏に聞いた。

 

Keywords  ◯ 意識改革 ◯ 外国人目線

 

・  アジア人口は1秒間に2人増えている

日本の人口は2分に1人減っていますが、アジアでは1秒間に2人増えている計算です。

近年の経済成長で豊かになったアジアの人々は、『もっと便利な暮らしがしたい』と商品・

サービスなどの購入に積極的です。

好奇心が旺盛なアジアを中心とした訪日外国人2,000万人の消費パワーは、物欲に乏しい日本国内の

1億円に匹敵するといえるでしょう」(一般社団法人ジャパンショッピングツーリズム協会

専務理事事務局長の新津研一氏)

 

・  日本人はターゲットが喜ぶ接客が得意

『外国人=お客さま』の意識を共有・徹底すれば、必然的に取り組むべきことや注意点が見えてきて、

世界最高品質の接客コミュニケーションを提供できるはずです」と説く。

「日本の小売業やサービス業は、商品は子供服でも真のターゲットが『親世代』『祖父・祖母世代』と

認識すれば、迅速かつ最適な対応をしてきました。

「身近に外国人がいて、彼ら彼女らと日常的にやり取りすることで、私たちはアジアの人たちが

どんな商品やサービスに反応するかを自然に学ぶことができます。

 

・  インパウンド対応=バリアフリー対応

企業や官公庁・地方自治体のインバウンド対応は、障がい者に配慮した施設や街並みなどに

整備するバリアフリー対応に似ているということだ。

 

訪日外国人向けの接客コミュニケーションを磨くための3ステップ

1.「外国人はお客さま」と認識する

 店舗や業態に応じた必要な取り組みが見えてくる

 

2.身近な外国人と積極的に交流する

 職場で外国人のアルバイトを雇うだけでも、外国人目線を養うのに役立つ

 

3.母国での習慣・文化・宗教を踏まえたサービス提供

 日本国内の同業他社との差別化につながる

 

「インバウンド対応に磨きをかけることで、日本人顧客にとっても魅力的な接客コミュニケーションに」

 

 

 

この続きは、次回に。

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