お問い合せ

人を動かす経営 松下幸之助 ㉒

心を一つにして初荷行事で盛り上げる

 

一つの集団、会社などが、好ましい姿で力強く活動を進めていくために大切なことの一つは、やはり

団結というか、みんなのまとまりということではないだろうか。

和親一致というか、互いに心をつなぎ力を寄せあって、共通の使命、一つの目標に取り組んでいく。

そういうところに、生き生きとした活動の姿、好ましい成果というものももたらされてくるのでは

ないかと思われる。

それでは、そういうみんなのまとまり、団結心というものは、具体的にはどうすれば生まれ、高まって

くるのだろうか。これは、いろいろなことが考えられると思う。

たとえば、みんなで一つの大事な役割、使命を遂行していくのだという、使命感を高めることが、

そういう姿に結びつく場合もあろう。またもっと卑近な例えとしては、何か一つの行事をみんなで

遂行していくということも、そう言ったことに結びついていくのではないかと思う。

 

※   省略致しますので、購読にてお願い致します。

 

今日では、道路事情などもあって、こうした勇壮盛大な初荷行事ができなくなってしまったが、一面

さびしいような感じがする。

やはり一年の始まりにあたって、全員がそろってそういう大きな行事に取り組んでいくということは、

みんなの心を一つにして歩みを始めるという点から、まことに意義のあることではないかと思う。

形は変わるとしても、そういった一つの行事を行うことは、今日でも大いにのぞましいことでは

なかろうか。

 

 

この続きは、次回に。

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