お問い合せ

Coffee Blake-12月26日(土) 「元気のココロ」

皆さん、昨日のクリスマスは、如何お過ごしでしたか?

 

今年は新型コロナウイルス の感染拡大で、これまでのクリスマスとは幾分、

いや、大分違っていたのではないでしょうか。

また、今日からは、徐々に師走に向かい、新年を迎えるという雰囲気に

なると思います。

 

今日-2020.12.26 の日経新聞を読んでいましたら、大変参考になる記事が

掲載されておりました。

「代表のブログ」でご紹介させていただきます。

 

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 


2020.12.26 日経新聞

 

元気のココロ

脳を休めて創造力発揮

 

今年は新型コロナウイルスに振り回される1年だった。

感染情報をテレビから得ながら、その傍らでパソコンを開いてメールを

目で追い、調理をしたり買ってきた食料を口にしたりする。

時にはグルメ番組の料理を眺めながら食事をとるなど、よく考えると少し

奇妙なこともしている。

 

私たちは知らず知らずにマルチタスクをしてしまっている。

パソコンは難なくこなすが、実は人間は得意としていない。

身近なものでは「歩きスマホ」。

 

前方視界など五感を通して様々な情報に注意を向けて歩いているところに、

スマホ画面からの多彩な情報が混ざり込むと、注意の分散や知覚能力の

低下によって事故の危険も高まる。

 

デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)という言葉がある。

端的にいうと脳がぼんやりとしている状態の神経活動をさすものだ。

脳は五感を通して情報を「入力」し、「情報処理」し、意思決定という

「出力」を行っている。

DMNがしっかり機能している時に情報が整理され、創造的な出力が高まる。

 

とりとめもなくあれこれ考えながらシャワーを浴びているとき、ぼんやり

遠くを見ながらコーヒーで一息ついているときなどに、何か良いアイデアが

浮かぶことを経験している人も多いはずだ。

ところが、休憩時間までスマホなどから情報の入力過多を続けると、脳内

情報がゴミ屋敷状態となり、出力も鈍る。

 

タレントの所ジョージさんがこんなことを言っていた。

「高級な食パン店の情報に耳を傾けるのもいいけど、普通に買った目の前の

食パンをどう調理したら、よりおいしくなるかを考え試してみるのが楽しい」。

 

くつろいで目の前のことを思い巡らせることで、色々なことを生み出す。

 

皿洗い、掃き掃除、散歩、自転車など、単調な動作もDMNを誘発すると

される。

今年の年末年始はいつもより、おとなしく自宅で過ごす人が多いだろう。

来る年に向けて、脳内の整理に適している時期かもしれない。

 

     神田東クリニック院長 高野 知樹

 


□ マルチタスク(心理学)

 

複数の作業を同時にもしくは短期間に並行して切り替えながら実行する

ことをいう。

 

□ 「デフォルト・モード・ネットワーク(DMN)」

 

DMNとは、デフォルトモードネットワークDefault Mode

Network)の略語。

ぼんやりした状態の脳が行なっている神経活動のことです。

近年の脳科学研究により、DMNの働きは「創造性」と関係している

ことがわかっています。

DMNが活発になると創造力が高まり、いろいろなアイデアが浮かんで

きやすいのです。2020/08/11

 


 

この記事について、大変、感銘を受けました。

これからは、「ぼんやりとしている状態」を多く持つように心がけようと!、と

感じました。

私は、“いつも心がセカセカしている状態”で、ゆっくりと考えるという

気持ちが少なく、かけているように感じます。

来年こそは、「ぼんやりとした状態、ゆっくりと考える時間」を持つことを

目標の一つと致します。

 

2020.12.26

 

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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