お問い合せ

Coffee Blake-令和3年9月24日(金)「45歳定年制」②

昨日に続き、「45歳定年制」についてですが、昨日-9月23日にも同様の

記事が掲載されておりました。

 

結構、「波紋」を呼んでいるみたいですね。

実際に施行されるとしても、時間が必要ですのですぐに考える必要はない

かも知れませんが、若い世代の方々は、今からでも〝備え〟をしていても

損はないと思います。

 

それでは、ご紹介致します。

 

2021.9.24

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

始めに、「大機小機」とは、優れたものと劣ったもの、という意味の

ようですが、確証はないです。

 

日経新聞 2021年9月23日 大機小機

 

45歳定年制の「御利益」

 

サントリーホールディングスの新浪剛史が提案した「45歳定年制」が物議を

醸している。同社製品の不買運動を求める声まであるそうだが、日本の

企業社会を活性化するアイデアとしてなら、十分に理解できる内容だろう。

 

ホワイトカラーたるもの、45歳前後で「会社離れ」を目指すくらいが

ちょうどいい。44歳で商社からコンビニ経営に飛び込んだ新浪さんほど

ではなくても、その頃には独立できるくらいスキルや経験を身に付けたい

もの。ときどき社内政治だけが得意、みたいな人がいるから困る。

 

人生百年時代、1つの会社にずっとお世話になろうというのは現実的では

ない。企業の側も、新卒で雇った社員を70歳まで面倒を見ろ、と言われると

つらいのだ。半世紀後に今の会社が存続するか正直わからぬではないか。

 

そもそもの問題は定年という制度にある。平均寿命が短かった頃はとも

かく、人間を年齢で輪切りにすることは難しい。年をとるほど個人差は

拡大する。健康状態はもちろん、働く意欲や能力に資産状況まで千差万別だ。

だから正しい処方箋は定年制の撤廃であろう。ちなみに米国では、定年を

定めることは「年齢差別」とされてしまう。

ところが定年制を廃止するためには、企業に対し「解雇権」を認めなければ

ならなくなる。たぶん死ぬ気で反対する人たちが出てくるだろう。

 

現実の日本企業では、定年は「どんな社員であっても、この年になれば

遠慮なく切っていい」安心弁だ。使える社員は再雇用契約をする。

しかしそれで社員のモチベーションが維持できるはずもない。

企業と社員、お互いにとって不幸なことである。

 

日本企業は閉鎖系で運営されてきた。中の人には優しいが、外の人には

冷たい。今はそれを開放系に切り替える過度期にある。

現に若い時代は、「会社は開放系」と割り切っていて、簡単に辞めてしまう。

彼らが社会の多数系を形成するようになったら、定年制を廃止できるだろう。

 

問題はオヤジ世代だ。彼らは会社という「楽園」を追放されたら行き場が

ない。しかるに「小さい不公平に我慢ができる日本人」としては、年齢で

切られることには納得しているのである。45歳くらいで会社から自立して

いれば、そんなことはなかったはずなのだが。(四つ葉)

 

● 醸す

 

ある状態・雰囲気などを生みだす。「物議を―・す」

 

● 活性化

 

組織などの活動を活発にすること。「地域社会を活性化する」

 

● 社内政治

 

内政治は、従業員が同僚の評判を傷つけることによって、自分の力

だけでコントロールできない何かを得ようとするときに発生します。

そして、社内政治に夢中になっている従業員は、自分の仕事を顧みない

ことが報告されています。単に脚光を浴びるために自分の力を悪用し、

上司だけでなく、管理職の注目を集める傾向があるときに、社内政治を

行っています。

 

● 千差万別

 

さまざまに異なって同じでないこと。

 

● モチベーション

 

「動機付け」という意味です。「刺激」や「やる気」という意味もあります。

物事を進める上での意欲となるものという意味全般で使います。

「動機」は行動を起こすためのきっかけや原因、目的という意味です。

なぜそれをやるのか?の答えが動機です。

その動機が強いほど、行動も強い。


 

私は、44歳の時に一度、創業(有限会社ライフワールドトウェンティ

ワン設立)しております。

詳細は、随分前に「代表のブログ」でご紹介しております。

 

私は、定年退職するまでに、転職を数度繰り返しております。

専門職は、管理部門(経理/財務、人事、総務、企画)で、保有資格(国家

資格含む)は、約30程。趣味は、料理、読書、資格取得となります。

決して、自慢ではなく、事実を述べております。

 

さて、私も同感する内容がございます。

① ホワイトカラーたるもの、45歳前後で「会社離れ」を目指す

     くらいがちょうどいい。

② 人生百年時代、1つの会社にずっとお世話になろうというのは

  現実的ではない。

③ 年をとるほど個人差は拡大する。

 

また、〝反省〟すべき内容として、

① 社内政治だけが得意、みたいな人がいるから困るのだ。

② 問題はオヤジ世代だ。彼らは会社という「楽園」を追放されたら

 行き場がない。

 

これは、一種の〝戒め-用心すること〟だと思います。

 

私は、このような〝人〟〝オヤジ世代〟と思われないように、今から

でも努力しましょう。

〝皆、一括り〟にされ、憤慨される人には、まだ、チャンスはあります。

何も、考えず、行動しない方は、〝皆、一括り〟で良いでしょう。

 

最後に、

「45歳くらいで会社から自立していれば、そんなことはなかったのだが」と

後悔しないように。

 

 

2021.9.24

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

 

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