お問い合せ

Coffee Blake-令和3年12月8日(水)「パワーカップル」

日経新聞 2021年(令和3年)12月6日夕刊に「パワーカップル」のタイトルで

記事が掲載されております。

 

あいにく、私はこの〝パワーカップル〟の意味が分からず、興味を抱いた

訳です。すでにご存知の方も含めて、〝おさらい〟の意味を込めて、

ご紹介致します。

 

2021.12.8

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

令和のコトバ

 

 

「地方都市にもタワーマンションブーム」「首都圏の新築マンション価格が

バブル超え」。

新型コロナは終わっていないというのに、「いったい誰が買ってるの?」と

聞きたくなるようなニュースが結構ある。

そんな高額物件を買う例として、よく引き合いに出されるのがこの人たち。

今週のお題「パワーカップル」だ。

最近も18歳以下への給付金が「パワーカップル世帯にも払われる可能性が

ある」と問題になったばかり。でも聞けば、ねたまれるほど豊かな生活を

しているパワーカップルばかりではないようで。

そもそも英語のパワーカップルは2人とも輝かしいキャリアを持っている

夫婦などのこと。オバマ元大統領夫妻とかジャスティン・ビーバー夫妻

など、とくに政界と芸能界で、どちらも甲乙付けがたいほど活躍する

カップルを指すことが多い。

一方日本ではほとんどの場合、活躍ぶりはともかく、2人でよく稼ぎ、

よく消費する、令和のお金持ちカップルを指す。

その定義は諸説あるが、だいたい2人合わせて年収1000万円から1500万円。

円安もあって、世界の富豪に比べると、スケールが小さい。

例えば三菱総合研究所の調査(2018年)によって定義されたパワーカップルの

年収は、合計1000万円以上(夫600万円以上、妻400万円以上)。

このタイプのカップルが住宅市場をけん引したり、1カ月のお小遣いからの

消費支出額が全体平均の2.5倍と、最も多いことがわかっている。

またお金はあるが、時間がないのか、時短につながる家電やサービスの

大得意様としても知られる。

例えば自動掃除ロボットを持っているパワーカップルの割合は24%と、

既婚者全体を2倍以上上回る。

そういえば30年前のバブル期、女性の求める結婚相手の条件として高学歴、

高収入、高身長の「三高」という流行語があった。

現代から見ると、寝ぼけてますか?と言いたくなるような話だが、三高

以外は結婚しないと断言する女友だちもリアルにいたから驚く。

問題は当時の高収入の定義。昭和時代に女子大生をやっていた友人数人に

確認したところ、当時、高収入の結婚相手といえば「年収1000万円」が

ギリギリ合格ライン。言うだけならタダと「2000万〜3000万円」など

強気の数字を打ち出す女性も少なくなかった。

ここで我が身を振り返ると、掃除ロボットはこれまで4〜5台購入して

いるし、消費行動だけ見れば富豪と呼ばれてもいいくらい。

でも、昭和時代に思い描いていた「高収入」と比べたコレジャナイ感は

ハンパない。

総務省の家計調査によると、共働き世帯の実収入(月)は平均約68万円(20年)。

年収にすると約816万円で、パワーカップルの年収を1000万円としても、

2人で稼げばそれほど遠い数字でもないわけで。

三高妻を夢見つつ普通の会社員と結婚し、幸せに暮らす友人が上から

目線で言う。「格差社会の今は、そのたった200万円の差が乗り越える

のが大変なんじゃない?」。

当たってる—。

(ライター 福光 恵)

 

● パワーカップル

 

今回取り上げるのは「パワーカップル」です。

日本では世帯年収1000万円以上の2人を指すこの言葉。

 

● 甲乙付けがたい

 

甲乙付けがたいとは、どちらが優れているか判断するのが難しいという

意味。 「甲乙(こうおつ)」は、中国古代思想の十干(じっかん)の

第一「甲(きのえ)」と第二「乙(きのと)」のことで、その昔は学校の

成績表など、評価やランキングの数字がわりに用いられた文字である。

 

● 諸説

 

① いろいろな意見。 種々論説。

② いろいろなうわさ。


 

今は、「共働き夫婦」が多いと思います。

私も結婚してから、今日まで「共働き」です。

 

「共働き夫婦」の場合は、夫の協力が大事であると思います。

私は、独身時代から家事や料理作りが好きだった為に、今でも行って

おりますが、社会人時代は、〝平日〟はほとんど家庭を振り返ることは

なく、残業で遅くなったり、お酒を飲んだり、友達付き合いに時間を

費やす毎日でした。

その間、妻は、働きながら三人の子供を学童施設に預けたり、食事を

作ったりと〝子供たち〟の面倒をよく見てくれました。

週末に関しては、私も参加して〝家族サービス〟に専念致しました。

 

長男が小学高学年からは、毎年、家族で海外旅行に行きました。

子供三人とも、いろいろな国に行きましたが、今聞くと〝その当時は、

当たり前のこと〟だと思っていた、とのことでした。

 

さて、〝共働き〟は賛成ですが、〝生活疲れ〟に陥らないように、

〝目的〟を持っていただきたいと思います。

たまには、外食したり、旅行に出かけたりと〝余暇〟の過ごし方も

楽しんでほしいと思います。

当然、将来を見据えて貯金も必要でしょう。

 

昔のように、〝専業主婦〟で妻は家庭を守る、という概念もあるとは

思いますが、女性の社会進出、労働力等々を考えますと、妻は〝パート

ナー〟として考えた方が良いのかも知れません。

 

〝夫婦平等〟という言葉の意味を、夫婦でよくよく考え、豊かな未来-

私たちにとっては、残り少ない人生を創って行きたいと思います。

 

 

2021.12.8

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美

トップへ戻る