Next Stage 令和4年2月3日「くらしの制度」
今日-2月3日は、「節分」です。
改めて調べてみますと、「 節分とは文字通り節(季節)の分かれ目」。
節分に行う豆まきは、季節の変わり目に起こりがちな病気や災害を鬼に
見立て、それを追い払う儀式。 宮中で節分に行われていた「追儺(ついな)」
という鬼払いの儀式が広まったものです。
私が若い頃は、「節分」の豆まきにはいろいろな思い出があります。
現代は、節分と言えば「恵方巻」を食べるのが有名ではないでしょうか。
恵方巻きは、江戸時代から明治時代にかけての大阪の花街で節分をお祝い
したり、商売繁盛を祈ったりしたのに始まったといわれています。
花街で商人や、芸子たちが節分に芸遊びをしながら商売繁盛を祈り、
食べたようです。名前も恵方巻きという名前ではなく、「丸かぶり寿司」
や「太巻き寿司」と呼ばれることが多かったようです。
今日は、〝福は内、鬼は外〟といいながら、豆まきをして、年の数だけ
豆を食べ、夕食には「北北西微北」を向いて、恵方巻を食べてください。
そして、今年1年の無病息災と災害が起こらないように、そして新型コロナ
ウイルスの影響拡大で困っている経営者の方々の、商売繁盛をお祈り
致しましょう。
● 無病息災
病気もせず、健康であること。 達者であること。
[解説] 「息災」は健康であること。
● 恵方巻 2022
2022年の恵方は「北北西微北」で、「微北」とは「やや北」のこと
です。年によって方角が変わるのは暦の六十干支に関係していて、
2022年は「壬寅(みずのえとら)」の方角なので「北北西微北」と
定められました。2022/01/20
日経新聞 2022年(令和4年)1月8日「NIKKEIプラス1-何でもランキング」に、
〝くらしの制度 こんなに変わる〟の記事が掲載されておりました。
① 始めに、ランキングをご紹介致します。
② 特に気になったランキングの詳細をご紹介致します。
2022年2月3日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美
「NIKKEIプラス1-何でもランキング」
〝くらしの制度 こんなに変わる〟
2022年は暮らしに関する制度が次々と変わる。
年金、税、住宅など「知らないでは済まされない」重要予定とは?
ファイナンシャルプランナー(FP)など専門家に選んでもらった。
第1位 1100ポイント
厚生年金、適用広く(10月) 中小でのパートなど影響
第2位 870ポイント
住宅ローン減税変更(1月) 控除率・期間に注意
第3位 780ポイント
年金、75歳まで繰り下げ可能に(4月) 最大84%増 働き方に応じた活用を
第4位 775ポイント
高齢労働者 年金へりにくく(4月) 60代前半の在職老齢年金
第5位 770ポイント
イデコ加入期間長く(5月) 65歳まで続けられる
第6位 580ポイント
65歳以上の年金 働けば毎年増(4月) 就労意欲アップに期待
第7位 540ポイント
パパも「産休」(10月) 育休の見直し、分割もOK
第8位 505ポイント
18歳で成人(4月) 親の同意なく契約可能
第9位 390ポイント
高齢者の医療費 窓口負担2割(10月) 約370万人が対象
第10位 380ポイント
火災保険、最長5年契約(10月) 自然災害の増加響く
●●制度相互に関連 自分で考え選ぶ●●
一見、多くの制度がバラバラに改正されるように感じる2022年だが、
実は各制度は相互に関係し合う。例えば、長寿化の中で長く働くという
点で考えると「厚生年金、適用拡大」(1位)で公約年金に加入して働きやすく
なったとする。収入が安定すれば、「年金繰り下げ」(3位)の選択、
「イデコ加入年金引き上げ」(5位)の活用で、老後の年金を増やす余地も
広がる。10位内からは漏れたが、1月には65歳以上の人が複数の事業所で
働く場合、雇用保険に入りやすくなる制度改正も行われた。
高齢期の「複業」の場合も、失業や介護休業などで給付が出るケースが
増える。
「人生100年時代」の中、制度変更で何歳まで、どう働くかという選択肢を
的確に生かすには「自分で考え、選ぶ意識が欠かせない」(龍さん)。
制度改正を少し意識するだけでも「手取り収入が増えたり、色々な給付金の
対象になったりと結果が大きく変わりうる」(望月さん)。
自分に関係する部分がないのか、常に関心を払う姿勢が大切になる。
第3位 780ポイント
年金、75歳まで繰り下げ可能に(4月) 最大84%増 働き方に応じた活用を
公的年金は原則65歳からだが、65歳より遅くもらえば繰り下げ、早く
もらえば繰り上げだ。繰り下げは現在70歳までだが、75歳まで引き上げ
られる。繰り下げると年金は1カ月ごとに0.7%増える。
75歳まで繰り下げると84%増だ。
増額率に目が行きがちだが、肝心なのは「月単位で年金が増えるので、
収入や働き方に応じて上手に活用すること」(平野敦之さん)。
75歳までに広がった選択肢をどう使うか考えたい。
「年金受給増額に企業年金などが加算されると、医療費などの窓口負担
割合が上がる可能性を見落としがち」(和泉昭子さん)なので注意が必要だ。
ちなみに繰り下げると1カ月ごとに年金は減る。減額率は0.5%から0.4%に
縮小される。「やむを得ない事情で繰り上げる人には朗報だが、それ以外の
人に減額率が縮小しても繰り上げは勧めない」(深野康彦さん)という声も。
年金減は、想定以上に長生きしたときに生活を不安定にするリスクが無視
できない。繰り上げ、繰り下げとも新ルール適用には誕生日にも条件が
ある。
□ 私見
私は、〝健康〟なうちに、アクティブに生きたいと思っています。
美味しいものを食べたり、行ってみたいところに旅行するなり。
そして、「生き甲斐」「働きがい」「やり甲斐」を求めて。
そのためには、やはり〝健康である〟ことを願っています。
「健康寿命」を考え、〝75歳まで繰り下げ可能〟を判断するのには、
いかがなものでしょうか。
万が一、受給開始になった時点で〝病気がち〟であったり、〝寝たきり
状態〟であったりした場合、〝年金受給〟のメリットは何なのでしょうか。
「健康寿命」男女ともに前回調査より伸びる 厚労省公表[2021/12/20 20:20]
厚生労働省は、介護の必要がなく健康的に日常生活が送れる期間を示す
「健康寿命」について、男性は72.68歳、女性は75.38歳だったと発表しま
した。2021/12/20
第4位 775ポイント
高齢労働者 年金へりにくく(4月) 60代前半の在職老齢年金
60歳以降に厚生年金に加入して働き、一定以上の収入を得ると年金が一部か
全部、もらえなくなるのを在職老齢年金と呼ぶ。
60〜64歳はこの仕組みが変わる。現在は賃金と年金の合計が月28万円を
超えるかが基準だが、47万円に上がる。
年金減額対象者は約37万人から約11万人に減る見込みだ。
引き上げで恩恵を受ける対象者はかなり限られ、「改正のタイミングは
少し遅かった」(畠中雅子さん)という声も。一方、「働く意欲をなくす
ような制度は変更が必要」(いちのせかつみさん)という指摘も聞かれる。
高齢期も働くのが普通という感覚は強まっていきそうだ。
□ 私見
私の場合、4年前-満62歳から「在職老齢年金」受給対象者となりましたが、
減額されました。私の妻は、現在、「在職老齢年金」は受給対象者ですが、
基準を超えるため、もらっておりませんし、「掛け捨て=ゼロ」となります。
社会人時代に支払った厚生年金の総額より、減額にて受給されたり、
「掛け捨て=ゼロ」となる現在の制度は、全く納得が行きません。
最低でも、自分が納めた厚生年金額(個人負担分)は受給されるべきが
当然と思います。したがって、「納付-給与から天引き」するよりは、
自分で貯金した方が将来的に良いと考えます。
第6位 580ポイント
65歳以上の年金 働けば毎年増(4月) 就労意欲アップに期待
通常、会社員らが厚生年金に加入して働くほど年金は増えていく。
しかし、厚生年金を受給している65歳以上はこれまで、働いている間は
年金が増えず、退職時などにまとめて上乗せされていた。
この仕組みが変わり、働きながら毎年1回、年金が改定されるようになる。
「長く働くことによる年金増加のメリットが早期に得られるようになる」
(星野卓也さん) 。長く働くことが大切と考えてはいても体力・気力の
低下で実践が難しいと感じる人もいる。階段を上るように着実に年金が
増える今回の仕組みは「高齢者の就労意欲向上のインセンティブとして
期待される」(渕ノ上弘和さん)。
□ 私見
これは、良い制度改正だと思いますが、「もっと早くに改正すべき」で
あると感じます。
年金受給開始の65歳以上の方や「団塊の世代」の方々の就労意欲を高める
ことで、年金額の繰り下げ意欲を意図しているのでしょうか。
私は、「繰り下げ」をせずに受給しておりますが、働けるうちは働き続け、
体力維持、気力維持を計ろうと思っています。
人生の終末は、予測できませんし、「繰り下げ」は今後も致しません。
今後、制度改正に関連する記事が掲載されると思います。
今後も、「代表のブログ」で随時、ご紹介したいと思います。
今日は、〝節分〟です。
〝豆まき〟と〝恵方巻〟で祝ってください。
2022年2月3日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美