お問い合せ

『Execute 実行する』平均寿命と健康寿命を考える

今年6月で、満68歳になります。

若い時に比べて、気力、体力等、共に低下していることは年々、肌で感じています。

それでも、これからの「人生設計」を考えますと、健康で少しでも働き続ける

ことが、良いと考えております。

先日の日経新聞に、「がん社会を診る」という記事が掲載されておりました。

いろいろなデータが明記されており、「自分のこれからの生き方」に大変、

参考になりました。

 

私は、時々ですが、「料理を作る」ことが一つの趣味となっております。

インターネットでレシピを印刷し、スーパーへ買い物に行き、材料を揃え、

下ごしらえをし、調理する。

そして、一杯飲みながら味見をするというのが一つの楽しみです。

ストレス解消にもなりますし、バランスの良い献立を意識しながら作るので、

多少は健康にも良いのではと思っています。

男性が料理をすることは、認知症予防にも生活習慣病にも、少しは良い意味で

影響があるように感じます。

今回の記事で大変、参考になったのは「平均寿命と健康寿命の差」です。

そして、「就労」についてです。

私は、「働けるうちは働きたい」という考えが強いのですが、定年退職前は、

よく言われている「悠々自適」に過ごせればとも考えておりました。

しかし、「飽きっぽい」私は、「働き続ける」ことが自分には合っていると、

感じております。

すでに拝見した方もいらっしゃるとは思いますが、私の私見と追加資料を

含めてご覧いただければ、幸いです。

 

2023年1月12日

株式会社シニアイノベーション

代表取締役 齊藤 弘美


 

日経新聞 令和5年1月11日夕刊

 

がん社会を診る 中川恵一

 

「がんの壁」を越えよう

 

日本は移民などの受け入れを抑えながら国家を維持してきました。

しかし、社会の成熟は少子化をもたらしますから、高齢者が社会を支えて

いかなければなりません。

がんは細胞の老化といえる病気ですから、働くがん患者が増えることは

必然。私たちは「がん社会」を生きることになります。

現在、わが国の高齢化率(総人口に占める65歳以上の高齢者の割合)は世界

最高の29%で、2位のイタリアを5ポイントも上まわります。

総人口が減るなかで、高齢者の人口は約3600万人と過去最多を記録して

います。

高齢者の就業率は25%に達しています。特に65〜69歳では10年連続で上昇し、

50%を超えました。総就労人口に占める高齢者の割合も世界トップ級の13.5%で、

ドイツ(2%)やフランス(1%)とは比べものになりません。

今後、日本人はさらに長く働くことになると思います。

50年前に比べて、平均寿命は男女とも12年以上も伸びていますが、定年は

再雇用などを含めても55歳から10年の延びにとどまります。

年金の支給開始年齢は50年前すでに60歳でしたが、今も65歳への移行途上

です。

このままではわが国の年金制度の破綻は目に見えており、支給開始年齢の

70歳への引き上げは避けられないと思います。私たちは70歳あるいはそれ

以上まで働くことになりそうです。

本紙が2019年秋に実施した世論調査でも、60歳代の54%が70歳以上まで働く

つもりだと答えています。18年秋の調査に比べて9ポイントも増えています。

「人生100年時代」を抑え、高齢者を中心に就労意識が大きく変わっている

ことが分かります。高齢者が長く働き続ける制度づくりが求められるでしょう。

75歳、80歳まで仕事を続け、その後も社会との絆を保ちながら健やかに暮らす、

そんな時代が来ると思います。「老後」が死語になるともいえるでしょう。

実際、日本人女性の半数以上が、男性でも4人に1人が90歳まで生きています。

100歳以上の高齢者の数は52年連続して増加し、22年に9万人を突破しました。

ただし、百寿者の9割近くが女性です。そこで、男性諸氏に呼びかけたいと

思います。一定の生産性を保ったまま90歳を迎え、100歳をめざそうではあり

ませんか。

そのためには80歳までにがんで命を落とさないことが大切。

60〜74歳の男性、35〜74歳の女性では、がんが死因の4割を超えています。

まさに「がんの壁」です。超高齢社会のフロントランナーとしてこの壁を乗り

越えていきましょう。(東京大学特任教授)


 

□  総務省は2022年8月9日、「住民基本台帳に基づく人口、人口動態および

 世帯数」を公表した。日本人の総人口は1億2,322万3,561人で、13年連続で

 減少。2022/08/10

 

□ 令和4年1月1日現在(概算値) 総人口1億2,544万人、前年同月比に減少▲63万人

 (▲50%)。内訳は、男性 6,098万人、女性 6,446万人。

 

□ 高齢化率(総人口に占める65歳以上の高齢者の割合) 世界最高の29%(約3,600万人)

 

□ 高齢者の就業率は25%(約3,600万人×25=約900万人)

 特に65〜69歳では10年連続で上昇し、50%を超えました。

 約900万人×0.5=約450万人

 

□ 労働力人口(15 歳以上人口のうち、就業者と完全失業者を合わせた人口)は、

 2021 年平均 で 6860 万人と、前年に比べ8万人の減少(2年連続の減少)と

 なった。 男女別にみると、男 性は 3803 万人と 20 万人の減少、女性は

 3057 万人と 13 万人の増加となった。

 

□  総就労人口に占める高齢者の割合も世界トップ級の5%。

 6,860万人×0.135=約926.1万人

 

□ 75歳、80歳まで仕事を続け、その後も社会との絆を保ちながら健やかに

 暮らす、そんな時代がくると思います。

 

※ 私自身、健康であれば80歳までは働きたい(仕事)と思います。

 

□ 日本人女性の半数以上が、男性でも4人に1人が90歳まで生きています。

 100歳以上の高齢者の数は52年連続して増加し、22年に9万人を突破しました。

 ただし、百寿者の9割近くが女性です。

 

※ 長寿なのは、男性よりも女性ですね。

 

□ 男性諸氏に呼びかけたいと思います。一定の生産性を保ったまま90歳を迎え、

 さらに、100歳を目指そうではありませんか。

 そのためには80歳までにがんで命を落とさないことが大切。

 60〜74歳の男性、35〜74歳の女性では、がんが死因の4割を超えています。

 

□  2019年(令和元年)時点で、男性は平均寿命81.41年に対し健康寿命は72.68年、

 女性は平均寿命87.45年に対し健康寿命は75.38年になっています。

 平均寿命と健康寿命の差は男性が8.73年、女性が12.07年で、女性のほうが

 3年ほど長くなっています。

 平均寿命と健康寿命の差がどのように変化しているのか確認してみると、

 3年前と比べると、2016年時点では男性が8.84年、女性が12.35年なので、

 健康でいる期間が延びているといえます。

 

※ 男性の場合、平均寿命と健康寿命の差は、8.73年。

  私は、健康寿命を80歳までは維持したいと思います。従って、平均寿命は、

  88.73歳。仕事をリタイアし、病気や認知症等々で年老いて人生を全う

  できれば幸せです。そのためにも、現在(満67歳)からこれからの人生を

  有意義に過ごしていきたいと改めて、感じた記事でした。

 

私見 

「病気になる」ことは、事前に知ることはできませんが、予防はできます。

私は年一回、世田谷区の無料健康診断を利用しております。

診断結果に従い、病院にも通院しております。

また、毎月5種類の薬をいただき、毎日飲んでおりますが、好きなお酒を飲み

ながら、友人、知人、兄弟、子供たちと月数回は外食をしております。

人それぞれに、楽しみ方は異なるかもしれませんが、生活のリズムを一定にして、

よく食べ、よく眠り、よく遊ぶことが「人のエネルギーの充足方法」であると、

聞いたことがあります。

 

健康であればこそ、「生き甲斐」「働きがい」「やり甲斐」を追い続けられます。

 

① 食生活の改善(バランスの良い食事)

② 運動(適度な)

③ 脳の活性化(頭のエアロビクス)

④ リラクゼーション療法(休息とリラクゼーション)

 

以上を心がけたいと思います。

 

 

 

 

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