書籍「仕事が10倍ラクになる ずるいAI活用術」②
AIは単なる道具を超えた「有能なアシスタント」
・[活用シーン1]調査・分析
市場調査、競合分析、技術動向リサーチなど、情報収集と分析が不可欠な場面で、
AIは強力な武器になる。
従来であれば各サービスのウエブサイトを一つひとつ確認し、実際の利用者の情報を
探し当ててレビューや評判などの情報を手作業でまとめる必要があった。その作業が
劇的に効率化されるだけでなく、判断に迷うような項目は何を基準に、どのような
根拠で決定したのかを示すことができるので、社内で自信をもった提案を行うことが
できる。
ただし、AIを活用したあらゆる調査にいえることだが、事実に基づかない情報をもっ
ともらしく出力する「ハルシネーション」が発生することは珍しくない。結果を鵜呑み
にせず、少なくともあなたが自信を持って発表できるように、情報の内容や出所はきち
んと確認する必要がある。
□ ハルシネーション
ハルシネーションとは、AI(人工知能)が誤認や論理の矛盾を含む事象や事実とは異な
る情報を作り出してしまう現象のことです。精密かつ信ぴょう性のある情報の中に
誤った情報が混ざるため、ハルシネーションによる誤った情報をうのみにしてしまう
ケースもあります。
・[活用シーン2]資料作成
企画書、提案書、レポート、プレゼン資料など、あらゆるビジネス文書の作成でAIは
大きな力を発揮する。特に、ChatGPTやGemini Advancedなどに用意されているDeep
Researchを使えば、論文レペルの詳しいドキュメントの作成も可能だが、ここでは
一般的な資料のドラフトを考える。
□ ドラフト
AIが回答を生成中
「ドラフト 意味」のAI回答
「ドラフト」は英語の”draft”に由来し、主に 「下書き」「草案」「選抜」 の3つの
意味で使われます。文脈によって「すきま風」や「徴兵」といった意味にもなります。
ドラフトの主な意味
・ 下書き・草案: 文章やデザインなどの未完成な初期段階のものを指します。
・ 選抜: プロスポーツなどで選手を選び出す制度を指します。
・ 徴兵: 国家が国民を軍隊に入れることを意味します。
指示を受けた生成AIは、論理的な構成案と各スライドの具体的な内容案を数分で提示
してくれる。使いこなせる人はこれをたたき台として、肉づけや修正、デザイン調整を
行うことで、資料作成にかかる時間を大幅に短縮するだろう。ゼロから構成を考え、
文章を打ち込む作業から解放されるわけだ。
AIを使いこなす人が得るさまざまな恩恵
AIを使いこなす人々はこのような活用を通じて、以下のような恩恵を享受する。
・時間の創出
これまで数時間、あるいは数日かかっていた作業が数分、数十分で完了するため、
膨大な時間を生み出すことができる。
・アウトプットの質の向上
AIは人間だけでは見落としがちな視点を提供したり、膨大なデータに基づいた分析を
行なったりすることで、アウトプットの質そのものを向上させる。表現力が向上し、
構成が論理的になるというメリットもある。
・本質的な業務への集中
面倒な単純作業や定型業務をAIに任せることで、人間はより創造性が求められる仕事、
戦略的な意思決定、対人コミュニケーションといった付加価値の高いコア業務に
集中できるようになる。
・継続的なスキルアップ
AIを活用することで、新しい知識や情報を効率的にインプットできるので、自身の
スキルを継続的にアップデートできる。
この続きは、次回に。
2026年3月15日
株式会社シニアイノベーション
代表取締役 齊藤 弘美

