お問い合せ

ドラッカー先生の授業-ビジネス書の感想⑥

“マネージャーは、直感を無視せずにむしろ大切にするべきである。

手軽な解決策に飛びついてはならないという点だったのだ。

まずは先入観をもたずに、問題に向き合わなくてはいけない。

このため、問題の解決に乗り出すにあたっては、自信の知識不足を強く意識する必要がある。

実際のところ、経験を主なよりどころにしたのでは、最適な解決の妨げになりかねない。”という文章です。

 私は、「これまでの知識と経験」に基づき、創業・起業を目指して下さいをテーマとしております。

ちょっと逆行する考え方と思いますが、固定観念、先入観で判断することは良くないですよ!というニュアンスでとらえたいと思います。今後の課題です。

 参考資料—ホームページより

「リーダーとマネージャーの違い」 南カリフォルニア大学リーダーシップ研究所 ウォーレン・ベニス所長

①     マネージャーは、「管理」し、リーダーは「革新」する。

②     マネージャーは前例の「模倣」で、リーダーは常に自らが「オリジナル」である。

③     マネージャーは「維持」し、リーダーは「発展」させる。

④     マネージャーは「秩序に準拠」し、リーダーは「秩序を創り出す」。

⑤     マネージャーは「短期的視点」を持ち、リーダーは「長期的な見通し」を持つ。

⑥     マネージャーは「いつ、どのように」を、リーダーは「何を、なぜを」問う。

⑦     マネージャーは「損得」に、リーダーは「可能性」に目を向ける。

⑧     マネージャーは現状を「受け入れ」、リーダーは現状に「挑戦」する。

⑨     マネージャーは「規則や常識通り」に行動し、リーダーは最善の結果の為なら、

         「規則を破ることも辞さない」

⑩     マネージャーは「能史」であり、リーダーは「高潔な人格」が求められる。

高潔な人格は、信頼の基礎。中身は「自己認識・誠実・成熟」

追加(間瀬)   

①     マネージャーは部下を「使い」、リーダーは部下を「育てる」

②     平時のリーダーは「After  you」と部下のマネージャーに任せ、有事には「Follow me」と自ら

   先頭に立ち部下を指揮する。

 “ゼネラリストとスペシャリストの違い”という文章です。

私は、インターネットで調べてみました。

ベストアンサーから選ばれた回答より抜粋

(ゼネラリスト)
社会・労働・政治・福祉問題、コミュニケーション(ヒト、動物)、法令遵守を学んでいて、人から社会人として信頼され、かつ、科学(生物、化学、物理、工学)、歴史、哲学などについて、大学教養部程度の正確な知識をもっていること。

知らない事柄については、調査方法や専門家を起用する方法を知っており、事実に基づいて冷静に判断でき、偏った判断に陥らない人。
(スペシャリスト)
経営、財務、貿易事務および医学、科学、工学などの領域で大学の研究科やそれ以上の知識・経験、実務能力を持っている人。しかも、自分の専門分野について、深くかつ熱心な向上心をもっている人。

“事業リーダーは、少なくとも二つの得意分野を持つべきだ。そのうちの一つは、1分野で専門性を身に付けていれば、新しい分野で思いもよらない責任を与えられたときのための格好の訓練になる。しかも、複数の分野で成果を上げられることのかけがえのない貴重な裏付けにもなる。

二つ以上の専門を持つことには、いくつもの利点があるという。

第一に、「ほかに強みがある。」

どの分野にせよ、その分野だけに閉じこもっていたのでは、目覚ましい進歩はまず遂げられません。むしろ、ある分野での成果をほかの分野に応用し、まったく新しい手順、アイデア、手法などをそこにとり入れると良いのです。”という文章です。

 私がつい最近出席したセミナーのお話を致します。

「中高年専門の再就職カウンセラーの方のお話です。

履歴書を拝見すると東大卒で、大手企業の管理職‐総務部長経験者で年齢が63歳、定年退職後の再就職先を探している方でした。

質問事項として、「貴方の得意な仕事は、何ですが」の質問に、「承認印—自分の印鑑」を押す事です、との回答。また、「どんな仕事を希望していますか」の質問に「総務部長の仕事」を希望しています、との回答でした。

再就職カウンセラーの方は、私達受講生に対し「ここだけの話ですが」と前置きし、「良い大学を出ても、大手企業の管理職経験者」でも、質問事項の「貴方の得意な仕事は、何ですか」「どんな仕事を希望していますか」の意味をも理解できていない。

考え方が「ずれている」のではないか、と言っておりました。

また、このような管理職の基で働いていた方々は、一方では可愛な方々であると。

この大手企業はどのような基準で定年までこのような方を雇用し続けたのでしょうか。

やはり「終身雇用制」「学歴社会」等の残存でしょうか——-

私を含め受講生は、大笑いです。まるで漫才を聞いているようでした。

しかし、この話は現実なのです。

「趣味」を持つことの大切さ、自己啓発の大切さ等々定年後からではなく今から考え、実行して下さい。

そうしないとあなたも同じような人になりますよ。

 

この続きは、次回に。

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