ドラッカーとの対話 未来を読みきる力 18
教えることで学んだ日々
※ 省略致します。
アメリカへ移ってから
※ 省略致します。
30歳はキャリアの分岐点
● 最後に、真にグローバルなビジネスマンあるいはリーダーになりたいと
思っている日本の若い企業人に対して、ぜひ何かメッセージをいただき
たいのですが。
まず第1に、自分は何が得意かを知ることです。
自分の強味を知ることです。
これは、学校では教えてくれません。
学校は弱味を補強することに焦点を合わせますから。
自分の強味を伸ばしていくためには、何が本当に得意なのかを知る必要が
あります。
第2に言いたいことは、今日では情報について責任を持たなければならな
いということでしょうか。
自分が仕事をする上でどの情報が必要かを問うことです。
これは新しい動きであり、情報は今や経営幹部の道具になっています。
そして第3に、継続的な学習を、人生にも仕事にもキャリアにも、組み込
んでしまうことです。
最後に、これからは、ますます自分自身のキャリアに対して責任を持つこ
とを学ばねばなりません。
もっと女性の力を
我々は女性の労働力を必要としているのです。
先進国には、もう余剰労働力はありませんからね。
だから日本でも、一家に2人の収入を得る人間がいるという状況を受け入れ
ていくことです。
特に、高学歴で裕福な家庭では。
アメリカでは、すでにそうなっています。
ついでながらこの点も、ご存知のように日本でも信じられないほど急速に
変わってきていますね。
● ドラッカー理論のすべてを1語ないし、ひと言でまとめなければならないと
したら、それはなんでしょうか?
それは、「命令とコントロールの組織から、責任を中心とする組織に移行していく」と
いうことです。
この続きは、次回に。