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読めば納得! 認知症予防 脳を守るライフスタイルの秘訣⑦

笑いの全身への効用

 

  1. 深呼吸効果:腹式呼吸、呼吸筋強化
  2. 運動(身体活動)効果:腹筋が痛くなるほど
  3. 免疫力アップ:がんにも効く
  4. エンドルフィン(脳内麻薬):鎮痛効果
  5. 血糖値低下:交感神経鎮静化、リラックス
  6. コミュニケーション効果:円滑な関係

 

ドパミンを増やそう

ドパミンには、①快感 ②発想や独創性 ③パーキンソン病 と関わる主要な3系統があります。

 

2.  笑顔が笑顔を生む

 

3. うつを防ごう

 

うつ状態では、脳の中でセロトニンという神経伝達物質が不足しています。

セロトニンを増やす最もよい方法は、律動的な運動を継続して行うことです。

ジョギング、水泳、早歩きのようなリズミカルな運動を毎日30分くらい続けると、

3カ月で脳内のセロトニン放出量が増えてきます。

座禅のように正座をして、丹田呼吸法も律動的な運動でセロトニンを増やします。

ガムを噛み続ける運動や歌を歌うことでも効果があります。

太陽の光に当たる(明るいところに出る)ことや、前向きに考える(くよくよしない)ことが、

脳内セロトニンを増やすといわれています。

外で光を浴びながらガーデニングや農作業など身体を動かしていると、

セロトニンが増え健康的。

 

4. 諦めた瞬間から脳が萎縮する。

 

例えば、調理。単純な作業のように思われがちですが、とても創造的な作業で脳活性化にも有効です。

 

5. 役割、日課をもとう

 

楽(らく)と楽しいは同じ感じですが、意味がまったく違います。

「楽は廃用を生む」と肝を命じて、前向きに楽しく身体を動かしましょう。

人間は本来怠け者です。日課を決めて動かないと、ついつい怠けてしまいます。

定年退職して毎日家で過ごすようになったら急にボケてきたという方を、しばしば見かけます。

すぐに認知症になるわけではありませんが、仕事が人生の目的だった方は、目的を失い

意欲の湧かない生活になって、何をするにも面倒と閉じこもりがちになります。

 

第4章  認知症の早期発見

 

1. 早期に出現する症状

 

アルツハイマー病では記憶障害が最初から出現し、しかも最大の症状です。

しかし、加齢に伴い、誰でも少しずつ記憶が悪くなります(生理的健忘)。

アルツハイマー病による病的な記憶障害と、どこが違うのでしょうか?

よくいわれるのが、出来事の内容を忘れる生理的な健忘なのか、出来事そのものを忘れる

病的な健忘なのか、という点です。

「朝食のおかずを思い出せない」のは年相応で生理的、「朝食を食べたことを忘れる」のは病的といえます。

ど忘れしか経験のない方には、なかなか理解しがたい症状です。

①    短時間のうちに同じことを何度も尋ねる、

②    財布や鍵などをしまい忘れる・なくす、

③    意欲や気力がなくなり趣味なども止めてしまう、

 

といった症状が、認知症が始まったことに家族が最初に気づくものです。

早期診断には、生活の変化に家族が気づくことが大切です。

アルツハイマー病の発症初期やその前の軽度認知障害の段階では、自分の記憶が悪いことを

本人が感じています。病識がある程度はあります。その段階で周囲が気づいてあげて、

早めの対応をとることが大切です。

 

 

この続きは、次回に。

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