第2回 認知症医療介護推進フォーラム ②
■行動・心理症状(BPSD)
「中核症状」により生活上の困難にうまく適応できない場合に、本人の性格、環境、身体状況が
加わって起こる症状。
たとえば・・・
中核症状—大事なものを自分でしまい込み、しまったこと自体を忘れる。(記憶障害)
性格、環境、身体状況(例)– ・自立心が強い
・子どもに世話や迷惑をかけたくない
・もの忘れに対する不安を打ち消したい
行動・心理症状(BPSD)—「家族が、わたしの大事な物を盗んだ!」と言う。
(もの盗られ妄想)
こんなときは・・・
・こうした妄想は、最も身近で介護している方に向けられることが多いので、
周囲が理解して介護者を支えることが大切です。
・こうした症状は頻発しやすい時期があります。いずれは治まると知っていることで、
対応しやすくなります。
◽️ 前頭側頭型認知症(行動異常、人格障害)、ピック病、
ピック病 Pick’s disease
大脳皮質に限局性萎縮がみられるが,原因は不明。人格的な変化が目立ち,自制力が減退し,
無分別になる。外界に対する関心も乏しくなる。
◽️ アミロイドPET —-80〜90%は早期発見できる。
◽️ 2年間延長—薬での延長、AD治療薬
◽️ 認知症の予防策
チェス、オセロ等—日本であれば、将棋や囲碁。
ダンスなどの身体活動。
散歩や水泳。
◽️ 認知症や脳卒中の予防には、1日5000歩。
メタボリックシンドロームは、1日1万歩。
メタボリックシンドロームは、内臓脂肪型肥満を共通の要因として高血糖、脂質異常、
高血圧が引き起こされる状態で、それぞれが重複した場合は命にかかわる病気を招くこともあります。
ただし、食べ過ぎや運動不足など、悪い生活習慣の積み重ねが原因となって起こるため、
生活習慣の改善によって、予防・改善できます。
この続きは、次回に。