認知症にならないための 決定的予防法-57
□ 「サイモンが言う(セス)」
電子ゲームの「サイモン」を子供に買ってやったことを覚えていらっしゃいますか?
「サイモン」は四色の光と四つの音からなる、ごく単純なコンピューターゲームです。
ゲームは一色の点滅する光と一つの音で始まります。
これらを覚えておいて、その光と音のボタンを押します。
ゲームが進むにつれて、ますますま複雑になる資格と聴覚の順序をおわなければなりません。
このゲームでは、「サイモン」が突きつける問題と知恵くらべをするあいだに、記憶し
視覚化する能力が高まります。
□ トランプの神経衰弱/一人遊び
神経衰弱は昔からあるゲームで、一組のトランプのカードを裏側にして広げ、同じ数同士を
汲みにする遊びです。
神経衰弱ではカードが置いてある場所を記憶し、それから自分の番が回ってきたらこれを視覚化し、
どこに対のカードがあるか<想像します>。
一人遊びも、記憶、視覚化、戦略、批判的思考が要求されるため、優れたニューロビスクの
訓練になります。
一人遊びのゲームは車で移動中や、通勤電車などで遊ぶのに最適です。
家庭では、多くのウェブサイトでこうしたゲームを無料で楽しむことができます。
□ 記憶による絵描き
ご自分の個人的なアルバムから、一枚の写真を選んでください。
その写真を見つめ、それから頭のなかに思い浮かべてください。
今度は、まっさらな紙にその写真の構図を描いてみてください。
できますか? 何からまず描きましたか? できあがった結果に、びっくりかされるかもしれません。
この視覚化の訓練を補うのに最適の方法は、写真の上にトレーシング・ペーパーを置いて、
アウトラインを描くことです。
これは目と手を協調させるのに役立ちます。
トレースが終わったら、もう一度、絵を描いてみてください。
より正確になりましたか? これは脳への挑戦なのです。
□ 脳トレゲーム
任天堂のDSゲーム、「脳を鍛える大人のDSトレーニング」や「もっと脳を鍛える大人の
DSトレーニング」は神経科学者によって開発されており、数学の問題から記憶を照合する
ゲームまで、数多くの脳を刺戟するゲームが含まれています。
やはり任天堂DSによる「やわらかあたま塾」もまた脳を鍛える優れたニューロビクスで、
一人でも遊べるし、ほかの人たちと一緒にプレーすることもできます。
ゲームに登場するハカリ博士が指導する「やわらかあたま塾」は、任天堂DS及びWiiのゲーム機で
利用できるもので、自分のテレビでゲームを見ながら、ほかの人と競い合うことができます。
脳をより大きくして、アルツハイマー病を防ぐ訓練が、これほど楽しくできるとは、
誰に想像できたでしょうか?
この続きは、次回に。