認知症にならないための 決定的予防法-63
睡眠不足はヒト成長ホルモンの値を下げる
アメリカの国立老化研究所によると、20代では8人に1人が慢性的な不眠症をわずらっていますが、
50歳から60歳の人では5人に1人の割合となり、65歳を超えると4人に1人がこの睡眠障害を
経験しています。
研究結果から、何百人もの女性が不眠症を中心とした睡眠障害に悩まされていることも
示されています。
加齢とともに、ベッドで過ごす時間は増えるのに、睡眠時間は減り、不眠症の人が増えています。
<更年期が始まると、夜の安眠は終わる>という古いことわざを、女性たちは証明している。
睡眠不足の問題点は、それによって体からヒト成長ホルモン(HGH)が奪われてしまうことです。
睡眠の質は、『米国医師会誌』に発表された研究によると、25歳から40歳のあいだに落ち始めます。
この研究では、16歳から83歳までの149人の健康な男性から集めた睡眠データを評価し、
睡眠の質は人生における二度の時期に落ちていることが判明しています。
すなわち、16歳から25歳にかけてと、35歳から50歳にかけてです。
深い眠りに落ちている時間は、20%(25歳以下の男性)から5%以下(35歳以上の男性)に急減して
いることが、結果からわかっています。
この続きは、次回に。