認知症にならないための 決定的予防法-65
処方箋薬のステロイド剤と睡眠およびストレス
ストレスホルモンのコルチゾールには二相性の周期があり、日中は高く、夜になると低くなります。
朝の6時から8時ごろには、体内のコルチゾールの値は上昇し始めます。
夜の9時から12時ごろになると、コルチゾールの値は急速に下がり、翌朝まで低レベルを保ちます。
コルチゾールの値がこのように現象することで、私たちは眠れるのです。
コルチゾール値が下がるのは、神経伝達物質のドーパミンとセロトニン、つまり翌日のストレスに
対処するのに必要な化学物質の生成がゾアカしているのと関連しています。
この1日の周期を乱して、コルチゾールを<放出>させるものは何であれ、睡眠を妨げ、ストレスに
対処する能力を減らします。
ステロイドの薬剤を使用する前に、それによる危険と利点を慎重に比較検討しなければなりません。
かならず医師に樽団してください。
コルチゾール様のステロイド化合物を含む、処方箋なしの薬や軟膏は使わないでください。
これらの薬が、アメリカでアルツハイマー病の早期発生の症例を増やす直後の原因だと、
私は考えます。
ストレスをためて、睡眠不足で
何ヶ月も睡眠不足と慢性ストレスがつづくと、気分が落ち込み、エネルギーがなくなり、
くたびれはてた気分になります。
おそらく単炭水化物(ポテトチップスやキャンディー、デザート)をやけ食いして、ドーパミンと
セロトニンの急減を緩和しようとするでしょう。
炭水化物が増加すると、ホルモン交響楽団の指揮者であるインスリンがてんてこ舞いになり、
その値が一気に上がります。
インスリンが急上昇すると、大脳辺縁系(情動脳)が主導権を握り、新皮質(考える脳)は後部座席に
収まってしまいます。
そうなると、次のようなことをして体に活を入れたくなるかもしれません。
1 炭水化物をばか食いする。
2 睡眠薬やアルコールを使って、気分を高揚させたり、逆に感覚を麻痺させたりする。
3 コーヒーを何杯も飲んで元気づける。
4 塩分を多くとる。
この続きは、次回に。