1万円起業-2
プロローグ 必要なものを、あなたはすべて持っている
□ 「小さい者が勝つ時代」がやってきた!
「予期せぬ起業家たち」、言い換えれば自分がビジネスを起こすなどと考えもしなかった
人たちに、この新しい生き方のモデルは着実に広まっている。
自立し、目的のある人生を手に入れると同時に、豊かな収入を得る方法—それは
マイクロビジネス革命だ。
□ 生まれながらの一匹オオカミでなくていい
本書では、立ち上げから事業の拡大、フランチェイズ化(のぞまないのなら、そうする必要も
ない)まで、実際の手順に沿ってまとめている。
いわば、最新の効果が実証済みの行動計画集であり、しかもそれらは自分の意思、環境に合わせて
いくらでも変更がきくし、容易に実行できる。
誤解のないように言っておくと、この行動計画は働かずにすむ方法を教えるのではなく、
よりよい仕事をするためにある。
目指すのは他人が喜んであなたにお金を払いたくなる価値あるものをつくり上げることだ。
目次 CONTENTS
第1部 気がつけば、起業家
第1章 自分を再発見しよう
あなたが「やってきたこと」には必ず別の使い道がある
□ 世界各地で、1万円起業家が次から次へと誕生している
□ 今日からできる「1万円起業」の基本モデル
① 情熱主導型モデル
② 超・低コスト
③ 利益が少なくとも年間5万ドル(500万円)
④ 特別なスキル不要
⑤ 収支の完全公開
⑥ 従業員5人未満
「自分のやっていることを、おばあちゃんにわかるように、堂々と説明できますか?」
□ マイクロビジネスがうまくいく「たった3つのルール」
ルール① 「共通部分」を探す
ルール② スキルを転用する
ルール③ 「間本の薬」
情熱やスキル + 有用性 = 成功
□ 立ち上げに必要な「たった3つの」こと
① 製品またはサービス=あなたが売るもの
② 代金を払ってくれる人びと=顧客
③ 支払いを受ける手段=製品またはサービスとお金を引き換える方法
KEY POINTS
⚪️ マイクロビジネスは目新しいものではなく、商業が始まって以来ずっと存在した。
変わったのは、市場テスト、立ち上げ、事業の拡大を短期間に安く実行できる環境だ。
⚪️ ビジネスを始めるには、製品またはサービス、代金を支払う意欲のある人びと、そして支払いを
受ける手段の3つが必要だ。その他のものはすべて、あってもなくてもかまわない。
⚪ 1つ得意なことがあれば、たぶん他のことにも応用できるはずだ。
多くのプロジェクトが、関連する別の分野への「スキルの転用」からはじまっている。
⚪ 最重要項目!—自分の情熱とスキルを、他人にとって有益なものと一致させよう。
この続きは、次回に。