人生が変わる お金の大事な話-「稼ぐ×貯まる×増える」⑬
第5章 泉流、成功に必要な八つのアドバイス
「お金が働く仕組み」を作るための考え方や発想法
・ 僕が学んだ投資に必要な考え方や発想法
「結局のところ、悟るとは決心することだよ」これは奈良の薬師寺管長だった高田好胤氏の
言葉だという。
「最初にすべきなのは、投資家になるための発想や考え方を学ぶことだよ。
宅建や税法なんてものはすぐに勉強する必要はないんだ。
基礎的なことだけをわかっていればいい。
知識が欲しかったら、専門家にお金を支払えば知識を得ることができるけど、考え方はお金では
買えないものだろう?」
① まずは自分に投資しよう
「お金持ちになるのは学ぶことから始まるんだ」
「学ぶことから始め、そして知識として蓄えていたものが磨かれ、知恵がつき、目も養われて。
さらに次の学びへとつながる。昨日の自分とは違う自分に成長していく気がした。」
不動産投資家として世界的に有名なドルフ・デ・ルース博士の言葉で、とても印象に残っている
フレーズがある。このセリフは星さんもよく使っていた。
「教育が高くつくというなら、無知を試してみるがいい」
ビジネスでも株でも不動産でも、学ばない人は損をしてしまう。
あえていうなら、一時的に豊かになることはできるだろう。
それでも、豊かに維持することはできない。
学ぶことは決して高くつかない。学びによって、良いアドバイス、偏ったアドバイス、そして
ペテン師のアドバイスを見分けられるようになるのだから。
成功者を見ていると、まちがいなく勉強をしている。
勉強をしていない人などいないといっている。
② 学びを得られる仕事をしよう
「その仕事をするうえで何を学べるか。学んだことで自分にどんな経験がついてくるのか、
何ができるようになるのか、といったことにポイントを置くべきだと思う。
僕は社員を採用するときの基準として、その人が何を目指しているのか、何を学びたいのか、
将来どうなりたいのかという点を重要視する。
そして、学びたいことや将来の夢を描いている人を採用するようにしている。
一緒に仕事をする仲間にはもっとうえをめざしてもらいたいし、僕もそういう仲間とともに
成長していきたいと思うからだ。
結局、人は何を学ぶかが重要だと思う。
学びたい、成長したいという意欲がなければ、適性や能力、そして収入はあとからついてくる。
そして物事というのは考えようで、自分の知らないことを教えてもらって給料をもらっていると
思えば、多少給料が下がってもがまんができる。「自己投資」という発想をもてるかどうかが
鍵なのだ。
この続きは、次回に。