お問い合せ

認知症はもう怖くない ⑩

第3章  ホスファチジルコリンはどこまで有効か 

               ◉ 治療の事例から検証する。

 

私の患者さんとの接し方

 

一部の大病院では、売上アップのために、「診察時間はできるだけ短く」などと〝お達し〟を

出しているところもあると漏れ聞きます。

認知症に関していえば、アリセプトを出して、「しばらく様子をみましょう」で、

〝はい、おしまい〟のところもあるというのです。

しかし、それで本当に患者さんのことを考えた治療ができるのでしょうか。

患者さんに合った治療法を考えていくためには、診察にそれなりに時間をかけることが必要だと思います。

 

実際の認知機能検査(MMSE)はこうおこなわれる

 

本書には、たびたびMMSEのことが登場します。

判定についてはすでに何度も述べているので、ここではMMSEとはどんなテストで、

どうおこなっているのかを具体的に紹介したいと思います。

MMSEは以下の11問が口頭でおこなわれます。

[MMSE=認知機能検査]に設問

 

⚫️ 日時(5点)

  ※    今年は何年ですか。

  ※    いまの季節は何ですか。

  ※    今日は何曜日ですか。

  ※    今日は何月何日ですか(月と日で各1点)

 

⚫️ 記憶(3点)

  ※    「いまから言う言葉を覚えて言ってください」と、相互に無関係な物品名三個聞かせ、

    それをそのまま復唱させる。

    一個答えられるごとに1点。

 

⚫️ 「7」シリーズ(5点)

  ※    100から順に7を引いてもらう。五回できれば5点。間違えた時点で打ち切り。

  ※    あるいは「フジノヤマ」を逆唱させる。

 

⚫️ 想起(3点)

  ※    「記憶」で示した物品名を再度復唱させる。

 

⚫️ 呼称(2点)

  ※    時計と鉛筆を順に見せて、名称を答えさせる。

 

⚫️ 復唱(1点)

  ※    「いまから言う文を言ってください」と、次の一節を口頭ではっきり言う。

    「みんなで、力を合わせて綱を引きます」

 

⚫️ 言語理解(3点)

  ※    次の3つの命令を口頭で伝え、実行してもらう。

    「右手にこの紙を持ってください」

    「それを半分に折りたたんでください」

    「机の上に置いてください」

 

⚫ ️文章理解(1点)

  ※    次の文章を読んで実行してもらう。

     「眼を閉じなさい」

 

⚫ ️文章構成(1点)

  ※    どんな文章でもいいから書いてください。

 

⚫️ 図形把握(1点)

  ※    次の図形を書き写してください。

 

私が診察しているクリニックでは、患者さんの再診時にもこのMMSEをおこないます。

ちなみにこのMMSE、試しに自分でやってみるのもOKです。

その際は、奥さんや旦那さんなど身近な人に質問を担当してもらうのがいいでしょう。

 

一カ月でMMSEスコアが70%も改善—事例A

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

軽度認知症に対する大きな効果—事例B

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

服用をやめたとたんにMMSEの数値が下降—事例C

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

重度の認知症から短期間で回復、ただし医学的にはまだ謎—事例D

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

寝たきりから、仕事ができるまでに意欲が戻る—事例E

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

物忘れがなくなり、怒りっぽさも解消—事例F

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

認知症の専門医が「奇跡に近い」とびっくりしたケース—事例G

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

今後の研究課題「ある時期を境に症状が徐々に悪化」—事例H

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

理由は不明「三年間服用しても悪化し続けたMMSEスコア」–事例I

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

妄想など進行性の認知症が明らかに三カ月で改善—事例J

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

怒りっぽくなった患者さんに元の笑顔が戻る経過—事例K

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

軽度の海馬萎縮による物忘れや混乱が二カ月後には解消—事例L

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

明るさが戻り、生活ぶりも積極的に—事例M

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

危険な一人暮らしの乗り切り方—事例N

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

認知症への不安が生じたら、早期治療で解消—事例O

※    是非、購読にてお読みください。

 

おしどり夫婦が順次、認知症に悩まされて—事例P

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

予防的に服用して、物忘れの進行を止め、若さを維持している—事例Q

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

患者さんの経済的な負担を軽くするために国にお願いしたいこと

※ 是非、購読にてお読みください。

 

 

この続きは、次回に。

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