ドラッカーのマネジメントがマンガで3時間でわかる本㉕
50 人の潜在能力をゆっくり開発すべきだ
—弱みをコスト換算してしまう
⚫️ 「人こそ最大の資産である」
「人は弱い。悲しいほど弱い。問題を起こす。手続きや雑事を必要とする。
しかし、人が雇われるのは『強みを生産に結びつける』ためだ。
人こそ最大の資産である。組織の違いは人の働きだけである」(ドラッカー)
組織は人を「問題、雑事、費用、脅威」として扱いがちである。
人の洗剤能力を開発することを忘れがちだ。
⚫️ 人事は配置と何をさせるかをきめればいい
新しい人事管理は「誰をどこに配置するか。誰と組ませると大きな成果が生まれるか」
それをきめればいいということになる。
⚫️ 短期的な利益か長期的な利益か
江戸時代、日本の商店では若い小僧を雇った。
番頭が仕事を丁寧に教える。
やがて丁稚、手代、番頭見習いを経て、暖簾分けをされて一人前になる。
じっくり人を育てた。この制度は第二次大戦まで続いた。
ドラッカーは「若い時代に意思決定を考えることへの参加をさせるやり方が効果をあげた」と
賞賛している。
企業は短期的な業績を求めるものだ。古い徒弟制度は長い利益を考えたものだ。
⚫️ 「バランスが大事」
一般に米国は短期型、日本は長期型といわれている。
短期と長期の両方の視点が必要だ。どちらが欠けても面倒なことになる。
バランスが大事だ。米国では長い間資本調達コストが15〜18%だ。
これでは短期型にならざるをえない。
長期プロジェクトは皆無といってよく、経営者は1年か2年で結果を出すことを要求さけた。
日本は資本コストがはるかに低く長期的にものを見やすかった。
近年の日本は短期的な志向に転換した。
◽️ 人事管理をマネジメントせよ
人はコストではない。
人を育て配置するのだ。
だれとだれを組ませれば成果が生まれるか。
この続きは、次回に。