ドラッカーのマネジメントがマンガで3時間でわかる本㊵
76 第二の人生を考える
—準備と助走が必要
⚫️ 知識労働者の生活は長い
「退職後の第二の人生をいかに過ごすか」
これは誰にとっても大きな問題である。
「定年になったときに抜けガラにならないためには、セカンド・キャリアへの準備を現役の間に
しておけ」(ドラッカー)
ドラッカーは三つの方法をあげている。
1 キャリアの転換をする—-第二の人生をもつ—企業を退職後、農業を始める、作家になるなど。
2 「第二の仕事」を持つ—企業に勤めているうちに別の仕事を始める—NPO活動、ボランティアなど。
3 篤志家になること—文化、芸術、福祉に資金を提供する。
◽️ 企業のプロボノ(公共の利益のための無料奉仕)—社会貢献—非営利事業への取り組みる
1 望まれて他社やそのまま自社で働き続ける。それもありがたいことだ。
企業人が退職後、農業を始めたり作家になったりすることもある。
2 仕事をしているとき、すでに別の仕事も始めることだ。
企業人が、若いうちから「非営利組織」で働くことがある。
アメリカでは女性が教会やガールスカウトの仕事をすることは一般的だ。
3 成功した人の多くは、社会活動をする。
医者、企業人、スポーツ選手、教師などは、文化、芸術、福祉の分野で働く。資金も提供する。
⚫️ 「準備や助走なしでは成功しない」
ドラッカーは「誰でも成功するわけではない」という。
第二の人生で全員が成功することはあり得ない。
誰でも挫折する。人生なかばで家庭が崩壊することもある。
そのときもう一つのコミュニティは重要だ。
早期退職で「第二の人生」を持てることは恵まれた人だ。
今している仕事を続ける。定年の日まで似たようなことを繰り返す。
平凡だが大切なことだ。
⚫️ 「内なる成長と外なる成長」
成功するためには、能力やスキルや資格の取得(内なる成長)と人間としての器を磨く(外なる成長)が
欠かせない。まじめに生きよう。
この続きは、次回に。