2015年度第2回「菓子検定2級」公式問題集&解説④
Q66.ズッコットはどこの国のお菓子でしょう。
⚪️ イタリア
※ ズッコットとは、スポンジケーキを敷き詰めた半球状の方にクリームを流し入れて冷やし固めた、
イタリアのトスカーナ州のデザートです。
セミフレッドと呼ばれる、生クリームをベースにしたリッチなアイスクリーム菓子の代表。
セミフレットとはイタリア語で「半分冷たい」という意味です。
Q67.小麦の栽培が始まったのは、どの地域とされているでしょう。
⚪️ 西南アジア
※ 小麦の栽培は、約1万年前に現在のイラク辺りの西南アジアで始まったといわれています。
Q68.小麦粉に水分を加えて練ったときにできるグルテンとは、どのようなものでしょう。
⚪️ 粘りと弾力がある物質
Q69.てんさい糖が実用化されたきっかけは何でしょうか。
⚪️ ナポレオンの大陸封鎖
Q70.次のうち、砂糖の役割でないものはどれでしょう。
⚪️ 卵白を泡立てやすくする
※ 砂糖の役割—ジャムの保存性を高める、スポンジ生地をしっかりさせる。
※ 砂糖には水分を吸着しやすく(吸湿性)、吸着した水を保持する(保水性)という性質があります。
Q71.スポンジ生地をつくるときに欠かせない卵の働きは何でしょう。
⚪️ 気泡性
※ スポンジ生地は、卵が空気を取り込んで気泡をつくり出す「気泡性」という働きによって膨らみます。
Q72.古代ローマ時代には、バターは主にどのように使われていたでしょうか。
⚪️ 美容、薬用の油として使った
※ 古代ギリシャやローマ時代には、バターは食用としてより、主に医薬品や化粧品、
また潤滑油として使用していたようです。
Q73.バターを室温にするとは、どういう状態にすることでしょう。
⚪️ 指で軽く押すと簡単にへこむ状態
※ お菓子づくりで「室温」という、15〜25℃くらいを想定しています。
Q74.ショートニングの主な原料は何でしょう。
⚪️ パーム油などの食用油
Q75.ジャムやリキュールによく使われる黒スグリのことを、フランス語で何というでしょう。
⚪️ カシス
Q76.西ヨーロッパでは、桃は最初は何と呼ばれたでしょう。
⚪️ ペルシャのリンゴ
※ 英語のピーチ、フランス語のペーシュなどは「ペルシャの」という言葉が語源となっています。
ちなみにフランスでは「愛のリンゴ」はトマトを、「大地のリンゴ」はじゃがいもを意味します。
リンゴとは、もともと果実全般を指す言葉たでした。
Q77.日本でアメリカチェリーと呼ばれているのは、主にどの種類のチェリーでしょう。
⚪️ ビング種
※ 日本でアメリカンチェリーと呼ばれている輸入物のサクランボはほとんどがビングという品種です。
Q78.マスクメロンとはどのようなメロンを指すでしょう。
⚪️ 麝香のようなよい香りのするメロンの総称
Q79.キウイは何という植物を品種改良して生まれたものでしょう。
⚪️ サルナシ
※ ワニナシとはアボカドのことを指します。
Q80.ココナッツジュースと呼ばれるのは、どれでしょう。
⚪️ 未熟なココナッツの中にたまっている液体
Q81.次のナッツのうち、北アメリカ大陸原産のものはどれでしょう。
⚪️ ペカンナッツ
※ ペカンナッツは、北アメリカ原産のクルミ科の落葉高木の実です。
Q82.アップルパイによく使われるスパイスで、樹皮を乾燥させたものといえば何でしょう。
⚪️ シナモン
Q83.お菓子の飾りによく使われる、セリ科のハーブはどれでしょう。
⚪️ チャービル
洋菓子「器具」
Q84.次の器具と用途の組み合わせで適切なのはどれでしょう。
⚪️ ゴムベラ:パータ・ビスキュイのベースとメレンゲを合わせる
Q85.ケーキにクリームを塗るときに使うヘラをナッペベラと呼ぶことがあります。
それは何に由来するでしょう。
⚪️ フランス語でクリームを塗る操作をナペということから
この続きは、次回に。