一流の人はなぜそこまで、習慣にこだわるのか? ④
⑧ 人の時間を使って最大の成果を上げる
※ 世の中で仕事ができると言われ人たちはとにかくレスポンス—レスポンスは、反応、応答、
返答、返信、回答などの意味を持つ英単語—インターネツトより抜粋。–が早い特徴があります。
大前研一さんもよく「仕事ができるかどうかの指標はそのひとのレスポンスタイムを見れば分かる」と
いった趣旨の発言をされています。
なぜレスポンスが早いのかというと、人をどんどん動かした方が仕事の成果が上がることを、
身をもって知っているからです。
※ 例えばこんな例はどうでしょう。
部下から企画書のチェックを依頼するメールが入っていました。しかし、あなたは自分が担当する
クライアントのための企画書を書いています。
そこで自分の企画書が書き終わる半日後まで返事を遅らせたとしたら、自分は企画書が完成して
ご満悦かもしれませんが、部下は待ちぼうけをくらったことになります。
もし、あなたの手を止めて即座にフィードバックを伝えていたら、部下はその半日を使って
よりクオリティの高い企画書にブラッシュアップすることができたはずです。
たった5分、自分の時間を割いていれば、チームの成果は倍増したのです。
これが時間のレバレッジ(テコ入れ)の基本的な考え方。
分かりやすく言えば「いかに同時進行のものを増やせるか」
という発想です。
この発想が身に付かない限り、仕事で大きな成果をあげることは無理です。
※ リソース使いの達人になるポイントは、次の3点に集約されます。
① 自分のところで流れを止めない
② 他人の時間を価値に転換させる
③ プロセスの詰まりを解消する
管理職になると、個人の能力よりも、リソースの使い方で評価がされます。
インターネットより、抜粋—-
リソース 【 resource 】
リソースとは、資源という意味の英単語。
目的を達するために役立つ、あるいは必要となる要素のこと。
⚪️ 同時進行できるものを増やす
⑨ いかに早く帰るかを考える
※ 残業に意味はありません。
早く帰った方が会社にも、自分自身にとっていいはずです。
成果が出ていないのに「自分は毎晩こんなに遅くまで頑張っています!」と自己アピールを
している人は、努力することが成果だと勘違いしています。
人は成果を出すために努力するわけであって、努力とは必要悪。楽をして成果をだせるなら、
そちらを選んだ方がいいに決まっています。
※ 具体的に選択と集中を行っていく際、私は以下のような質問をしています。
① 一日の業務の中で削れそうなものは何か?
② 削ったことで起こりうる不都合は何か?
③ どうすればその不都合がなくなるのか?(または本当に不都合なのか?)
だいたいこの3つのステップで考えていけば、当の本人の口から答えが出てきます。
ようは目標と自分の現状を整理して、「やらないこと」を決めていくだけで劇的に時間配分は変わります。
このとき重要なのは、一日何時間働きたいのか(働けるのか)を先に決めておくことです。
「やらないことを決める」作業は引き算なので、もし8時間しか働きたくない(働けない)のであれば、
やらないことをどんどん増やして8時間に近づけるしかありません。
※ 仕事の目的は「完璧さ」ではなく「成果」です。
シリコンバレーの格言で、
「Done is better than perfect (完璧を目指すより、まずは終わらせろ)」いうものがあります。
どういう意味かと言うと、
「何があればより良くなるか」ではなく「何があれば行動できるか(成果が出るか)」
という順番で考えろということです。
思考の順序を変えるだけで、「ムダな努力」を省くことができ、結果として行動する(成果を出す)
ハードルが低くなるものです。
※ 確実に言えることは、今後の仕事の効率をあげるための徹夜ならOK。
そして、自分にとって飛躍するチャンスだと思った大きな仕事なら、何日会社に泊まり込んでもOK。
「苦労は一括払い」が理想です。
自己管理とは制約があるからこそ成立します。
もし私が睡眠を取らなくてもいい特異体質で、お金も無尽蔵に持っていたとすれば、絶対に良い
仕事などするわけがありません。
⚪️ 苦労をするなら一括払い
column 「秘書を雇う」は一流の習慣なのか?
※ 省略致します。
この続きは、次回に。