池上彰のやさしい経営学 1しくみがわかる ⑧
銀行は融資の仲立ちをしている
※ 省略致します。
なぜ消費者金融の金利は高いのか?
※ 省略致します。
担保:お金を返せないときに備えて借り手が差し出すもの。
銀行がお金をつくる?
※ 省略致します。
決済機能:預金者口座からの引落としや銀行振込みのこと。
信用創造機能:お金の融資を繰り返すことで、お金をつくり出すこと。
中央銀行は「最後の貸し手」
※ 省略致します。
最後の貸し手:民間銀行が資金不足に陥ったときに、中央銀行が特別融資を行う機能。
準備預金って何?
日本の民間銀行は必ず日本銀行の中に当座預金口座を持っていて、そこに決まった額を預け入れる
ことを義務付ける準備預金制度というものがあります。
準備預金制度:民間銀行に対して、中央銀行に一定金額を預けさせる制度。
もともと預金者保護のために導入されたが、現在は市中に出回る資金量の調節に使われる。
なぜ職業によって給料が違う?
※ 省略致します。
給料も需要と供給によって決まる
給料というのも、これは言ってみれば価格、値段ですよね。
ものの値段はどうやって決まるか。需要と供給で決まるという話がありましたよね。
だから、その仕事の需要に対して供給が少ない場合、給料は上がるわけです。
需要があるのに供給が少ないと、ものの値段が上がりますよね。
逆に需要がそれほどない仕事なのに供給が大量にあれば給料は下がっていくことになります。
参入障壁がなくなると給料が下がる?
自由競争が行われることによって本来の給料の値段になってくるわけです。
また先ほど話があった、みんなが嫌がるような仕事はやる人が少ない。
供給が少なければ、需要と供給の関係で給料が高くなります。
司法制度改革:2001年、小泉政権のもと、弁護士の数を大幅に増やす目的で司法制度改革推進法が
成立しました。2006年の新司法試験合格者は1,009人でしたが、2011年は2,063人とおよそ倍に
なりました。しかし急激な増加により、試験に合格しても就職先が決まらない人が4割を超えるなど、
弁護士の就職難が深刻化しています。
経済学的なものの見方は、就活にも役立つ
あなたがこれから働きたいという企業を見るときは、本当に社会に求められている仕事なのか、
たまたまそれができる人が少ないから給料が高いのか、あるいは国や自治体の規則によって
たまたま守られているから高い給料なのか、ということを考えたほうがいいですね。
社会から求められている、あるいは特赦な技能を持っていれば、供給が限られているわけですから
その分高い給料なんだ、そういうふうに考えてみたらどうでしょうか。
Q 復習問題2
第1問 金本位制度は、中央銀行が保有する金の分だけ紙幣を発行できる制度である。
⚪️ 金本位制度は、持っている兌換銀行券をいつでも金に変えてもらえる制度。
第2問 日本銀行は国有銀行である。
× 日本銀行は日本銀行法で設立された認可法人で、国有銀行ではない。
第3問 1万円札を発行しているのは造幣局である。
× 紙幣は日本銀行が発行。
この続きは、次回に。