社内プレゼン資料作成術 ①
今回は、〝3分で一発OK!〟社内プレゼンの資料作成術—をご紹介致します。
私は、これまでに「ものづくりの補助金申請」を3年連続申請してきました。
力不足のため、3回連続不採決の結果に終わっております。
初心に帰り、もう一度、勉強し直そうと思い、この書籍に巡り会いました。
改めて感想を述べるというよりは、知識として付加したいと思います。
株式会社シニアイノベーション
‘3分で一発OK!’ 社内プレゼンの資料作成術
Making perfect presentation materials
前田 鎌利 Maeda Kamari ダイヤモンド社
シンプル&ロジカル—-。
これが、車内プレゼンの鉄則です。
10秒で読み解けるシンプルなスライド。
5〜9枚のスライドで構成された誰もが納得するロジック。
そんな資料を準備すれば、3分のプレゼンで「一発OK」を連発できます。
本書では、私がソフトバンクで培ったプレゼン資料の作成術を全て公開しました。
Prologue はじめに
社内プレゼンは「資料」で9割決まる
✔️孫 正義社長に鍛えられたプレゼン技術
社内でのプレゼンテーションは、ビジシネスパーソン必修の基本スキルです。
どんなに練り上げた企画や提案も、経営者や上司からゴーサインを得なければ、一歩も先に
進むことができません。そのためには提案内容をわかりやすく伝え、決裁者を納得させる
プレゼン・スキルが必要不可欠だからです。
簡潔で的を射たプレゼンができなければ、それだけでアウト。
3分のプレゼンで「一発承認」される確率が確実に上がっていったのです。
✔️プレゼン技術で評価がアップ
これが、いつしか社内で評価されるようになりました。
その後、役職も上がり、部署を任せられるようになると、それまで培ったプレゼン・スキルを
部下たちに徹底的に伝授。
プレゼンのやり方をルール化することで、部署内の意思決定スピードを速めることに成功しました。
もちろん、私の部署が提案する事業プレゼンもロジカルなプレゼンとなっていき、採択率が
上がりました。その実績が評価され、社内認定講師制度のプレゼン講師を拝命。
会社の意思決定スピードを上げるために、私のプレゼン・スキルを社内に広げることを試みたのです。
そして、私のやり方を実施した部署で、決裁スピードが1.5〜2倍になることが実証されました
(会議1時間あたりの決裁数で測定)。1年前に独立してからは、ソフトバンクはもちろん、ヤフー株式会社、
株式会社ベネッセコーポレーション、某鉄道会社などの社内プレゼン研修を歴任。
多くの会社が意思決定スピードを上げるために、社員のプレゼン・スキルの向上に強い意欲を
もっていらっしゃることを実感しています。
✔️社内プレゼンは「資料」で9割決まる
本書は、その社内プレゼンノウハウのすべてを公開するものです。
社内プレゼンの対象は決裁社のみ。しかも、重要なのは感情ではなく、ロジックです。
ビジネスのロジックに合致していれば、ほぼ間違いなく決裁を得ることができるのです。
では、社内プレゼンの正否をケット亭づけられるのは何か?
資料です。私は、社内プレゼンは「資料(スライド)で9割決まる」と考えています。
決裁者が意思決定するために必要な情報が、わかりやすく説得力をもって展開される資料を
つくることができれば、当日はそれに沿って話すだけでOK。
資料の内容に自信があれば、話し方にも自然と自信が備わります。
その意味では、「資料が10割」と言ってもいいほどです。
社内プレゼン資料のポイントは2つ。
シンプルであること。そして、ロジカルであること。この2つです。
社内プレゼンにおいて、最大の失敗は「長い」ということです。だから、社内プレゼンは3分で
終わることを前提に、5〜9枚のスライドでロジックを組み立てることを心がけるべきです。
「① 課題(どんな課題があるのか?)」
↓
「② 原因(その課題が生まれる原因は何か?)」
↓
「③ 解決策(その原因を解消する具体策の提案提案)」
↓
「④ 効果(提案内容を実施した場合の効果予測)」
この4つをきちんと示すことさえできれば、決裁者はGoサインを出します。
細かい枝葉はそぎ落として、このロジックを最も強力に伝える要素だけを並べればいいのです。
さらに、1枚1枚のスライドも「このスライドで何を伝えたいのか?」を一目で理解できるように、
シンプルに加工する必要があります。本当に伝えるべき情報を絞り込んで、それがパッと目に
飛び込んでくるように加工しなければなりません。これも、難しいことではありません。
「グラフの見せ方」「キーメッセージの見せ方」「ビジュアルとテキストの配置の仕方」などには、
すべて「型」があるのです。その「型」に落とし込みさえすればOkなのです。
✔️4分の1の労力で決裁スピード2倍!
仕事で重要なのは、「何をやるか?」を考えること。
そして、それを実行することです。
その時間を最大化するためにも、決裁をとるための社内プレゼンは徹底的に効率化すべきです。
2015年 前田鎌利
この続きは、次回に。