社内プレゼン資料作成術 ③
Lesson4 プレゼンのストーリーは1つだけ覚えればOK
✔️優れたプレゼンは「ロジックがシンプル」である
ブレゼンはわかりやすくなければなりません。
では、わかりやすいプレゼントは何か?
シンプルなロジックで展開されるプレゼンです。
「1課題」「2原因」「3解決策」「4効果」の4つが、この順番で並んでいること。
そして、それぞれが「なぜ?」「だから、どうする?」「すると、どうなる?」という言葉が
繋がっていること。それだけでロジカルなプレゼンになります。
社内プレゼンは、このストーリーさえ覚えておけばOKなのです。
✔️「なぜ?」「だから、どうする?」「すると、どうなる?」
※ 省略致します。
Lesson5 プレゼン資料は、「根拠→結論」を積み上げる
✔️必ず「結論」と「根拠」はワンセットで示す
ロジカルなプレゼン資料を作るためには、もう1つ重要なポイントがあります。
それは、必ず「結論」と「根拠」をワンセットで提示するということです。
プレゼン資料は必ず「根拠(データ)→結論」をワンセットで示さなければなりません。
これが、ロジカルなプレゼン資料をつくるうえでの大鉄則なのです。
✔️鉄壁なロジックの組み立て方
さらに、この「根拠→結論」が、「課題」→「原因」→「解決策」→「効果」というプレゼン・
ストーリーとうまくかみ合うように構成します。
Lessin6 本編スライドは、最も「骨太な要素」だけで構成する
✔️「あれもこれも説明しようと」としない
シンプル&ロジカルなブレゼン資料——。
これが、社内プレゼンを成功させる鉄則です。
もう一つ重要なポイントがあります。
それは、「あれもこれも説明しよう」としてはならない、ということです。
では、どうすればいいのでしようか?
取捨選択をするしかありません。
インターネットより抜粋—-
取捨選択 意味
悪いもの、不必要なものを捨てて、よいもの、必要なものを選び取ること。
取るべきものと捨てるべきものとを選択する意から。
▽「取捨」はよいものを取り、悪いものを捨てること。
「選択」はよりよいものを選び出すこと。
✔️決裁者にとって「最重要な要素」は何か?
決裁者にとって最も説得力のある要素だけを本編に盛り込み、それ意外はアペンディックスに
収めるのです。34〜35ページの示した本編スライドの構成をもう一度、ご覧ください。
最も重要なスライドだけを本編スライドに入れることで、はじめて「5〜9枚」のシンプルな
資料が出来上がります。
ですから、シンプルなブレゼン資料をつくるうえで重要なのは、「コトの軽重」を見極めることです。
「提案内容を伝えるために最も重要な要素は何か?」「決裁者にとって最も説得力のあるデータは何か?」。
そういった視点で企画の検討段階でかき集めた要素の「軽重」を見極める力こそが求められているのです。
Lesson 7 「2案」を提案し、採択率を上げる
✔️選択肢があると、人は「選ぼう」とする
採択率を上げる、とっておきの方法があります。
2案を提案する方法です。
1案だけではなく2案示すことによって、徹底的に考え抜いた提案であることをアピールすることに
もなります。
✔️「メリット・デメリット」を1枚のスライドにまとめる
両案を併記したスライドを用意。その上で、それぞれのメリット・デメリットを求めたスライドを
つくります。そのメリット・デメリットを1枚のスライドにわかりやすくまとめると、決裁者は
判断しやすくなります。なお、提案内容がやや複雑な場合には、両案を併記したスライドの後に、
A案B案それぞれについて概要を伝えるスライドを1枚ずつ挿入することもあります。
✔️どちらの案を推すのか明確にする
ただし、2案を提示する際に注意していただきたいことがあります。
まず第1に、方向性の異なる2案を提示してはなりません。
2案を提案するときには、必ず、方向性は同じだけど細部に違いのある案を示してください。
大筋は変わらない2案を提案するのがベストです。
第2に、2案のうち、どちらを推すのかを明確にするようにしてください。
必ず、「私は、⚪️⚪️の理由によりA案を推します」などと明言するようにしてください。
そのために、スライドではイラストレーションを活用すると効果的です。
メリット・デメリットのスライドを表示しながら、双方の詳細を説明した上で、アニメーションで
A案の枠を赤で囲み、「私は、⚪️⚪️の理由によりA案を推します」と説明するといいでしょう。
この続きは、次回に。