社内プレゼン資料作成術 ⑩
Lesson 21 アンケート調査のグラフは、「読まない」ようにする
✔️アンケート調査は「横棒グラフ」か「円グラフ」
アンケート調査の結果を受けて、プレゼンを行うこともよくあります。
自社で行ったアンケートに基づくケースもあれば、ウェブで取得したアンケート結果を
参考データとして活用する場合もあるでしょう。
いずれの場合にも、必ず、アンケート結果は必ずグラフ化するようにしてください。
図21-1 わかりにくいアンケート結果のスライド
アンケート集計表をそのまま掲載するのはNG!
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アンケート調査をグラフ化するには、大きく2つのやり方があります。
「棒グラフ」と「円グラフ」です。
両者をどう使い分けるか?
複数回答で、グラフに表示されるパーセンテージの合計が100%にならない場合は、棒グラフ。
100%になる場合は、円グラフを活用します。
注意していただきたいのは、アンケート調査の棒グラフは「横棒グラフ」にすることです。
棒グラフは「縦棒グラフ」が基本ですから、アンケート調査に関しては一般的に「横棒グラフ」が多い為、
ほとんどの決裁者にとっても見やすいからです。
アンケート調査は横棒グラフ、それ以外はすべて縦棒グラフと覚えてくださってOKです。
図21-2 棒グラフを使用したわかりやすいスライド
複数回答のアンケートは「棒グラフ」!
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図21-3 円グラフを使用したわかりやすいスライド
合計100%になるアンケートは「円グラフ」!
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✔️アンケート項目は「単語」に置きかえる
アンケート結果をスライド化したときに、厄介な問題があります。
図21-4 読ませてしまうスライドはNG
文章にすると決裁者が読んでしまう!
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図21-5 読ませないスライド
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アンケートは、対象者から正確な回答を引き出す為に、【図21-4】のように、選択肢が具体的で
長い文章に設定されていることが多いのです。
それを、そのままスライドに掲載してしまうと、決裁者がその全てを「読もう」としてしまうのです。
そこで、【図21-5】のように、アンケート項目は全て、単語に置きかえるようにしてください。
それが難しい場合には、できるだけ短い文章に置きかえるようにしてください。
文字も小さくしてOK。下位項目はカットしてしまっていいでしょう。
このように、決裁者に余計なことを考えさせないために、情報をカットしたり、表現に強弱をつけるのも、
プレゼン資料の重要なポイントなのです。
Lesson 22 データは「画像」で検索する
✔️「1年以内の期間指定」で検索する
社内プレゼンにおいて、最大の武器となるのが「データ(数字)」です。
いかに良質なデータを集めて決裁者を説得するか。これが、採否を決定づけるのです。
そこで、重要になるのが、インターネットの検索スキルです。
短時間で効率よく、的確なデータを探し出す能力を磨く必要があるのです。
私の実感では、このデータ検索の巧拙がプレゼン資料の作成に費やす時間を大きく左右します。
簡単なコツですから、ぜひ、宿世にも実践してください。
データ検索のコツは2つです。
まず、重要なのが「期間指定で検索する」こと。
図22-1 「期間指定」で検索する
「1年以内」を選択する!
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✔️データは「画像」としてネット上に存在している
第2のコツは、画像で検索することです。
図22-2 データは「画像」で検索する
←「画像」をクリック!
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図22-3 「画像検索」で外国語サイトも簡単に利用できる
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このように、社内プレゼンに必要なデータを揃えるためには、「画像検索」が強い味方に
なってくれるのです。
この続きは、次回に。