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訪日外国人インバウンド市場 攻略の鉄則-3

✔️ 観光庁が取り組むインバウンドとは!? 受け入れ環境の整備に注力

日本の観光立国実現を目標に、自治体や民間企業と連携し戦略的に取り組む観光庁。

最新動向について、観光庁の観光戦略課調査室主査である水谷沙織氏に聞いた。

 

・  戦略的なビザ発給要件の緩和

「年間訪日外国人数2,000万人の時代に備え、いま観光庁が優先的に進めているのが受け入れ

環境の整備です」

 

・  7つの広域観光周遊ルートを設定

観光産業の活性化サポートでは、外国人の地方誘客を図り、2015年6月に全国に7つの

広域観光周遊ルートを設定した。

 

広域観光周遊ルート

  1. アジアの宝 悠久の自然美への道ひがし 北・海・道
  2. 日本の奥の院・東北探訪ルート
  3. 昇龍道
  4. 美の伝説
  5. せとうち・海の道
  6. スピリチュアルな島〜四国遍路〜
  7. 温泉アイランド九州広域観光周遊ルート

 

✔️日本政府観光局が取り組むインバウンドとは!? 訪日旅行の質の向上と地方分散に向けて

日本政府観光局(JNTO)は、訪日プロモーションやMICE誘致の中核を担う国土交通省所管の

独立行政法人だ。日本政府観光局の理事である小堀守氏に、現状の取り組みについて聞いた。

 

Keywords ○ MICE誘致 ○ 地方分散化

 

・  全国各地を訪れる訪日客を増やす

 

・  鉄道とドライブで新たな選択肢

JNTOでは香港など日本の新たな訪問地や体験を求める成熟市場のニーズに応えるべく、鉄道や

ドライブを活用した旅行のスタイルを提案する「Rail&Drive」にも取り組んでいる。

外国人観光客の訪日目的やニーズは人それぞれです。

市場ニーズに合わせて魅力ある最適なプランを提示できるよう観光と文化体験の選択肢を

進めていきたいと考えています。

 

columu1 村上徹夫氏(TV番組「Youは何しに日本へ?」プロデューサー)

日本人が一生懸命に外国人と向き合う姿勢が魅力にそれぞれの町の良さを伝える「おもてなし」

 

・  外国人が求めるのは「快適さ」だけではない

ここ数年、インバウンド市場の拡大を受け、政府や自治体をはじめ、企業は訪日外国人に対する

サービスの拡充や交通網のインフラ整備といった「おもてなし」に力を入れているといいます。

でも、外国人観光客が日本に求めているものって、きっと「快適な旅」だけじゃないと

You(=外国人)を見ていると感じるんです。

 

・  日本人の優しさに感動し魅力を覚える

本来の「おもてなし」の意味は、その地域に住む日本人が、それぞれの愛情を持って訪れた

外国人に接することなのではないでしょうか。

まずは、日本人ってなんだろう?と自分の原点に立ち返ってみること。

その上で、地域の良さを再認識し、セールスポイントを育てて、それぞれ違う「おもてなし」の

かたちで外国人を受け入れていけば、私たちが気付かなかった日本の姿が見えてくるはずです。

 

 

この続きは、次回に。

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