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医師いらずで「糖尿病」「高血圧」がみるみる良くなる治療法!⑳

コレステロールは悪者ではなく必須成分「善玉」「悪玉」など存在しない

 

同様にコレステロール値も無理に下げる必要はありません。

コレステロールを「身体に悪いもの」と捉えている人は多いと思いますが、この思い込みこそが

そもそもの誤り。

 

コレステロールは命の維持に欠かせない成分です。

細胞膜をつくり、男性ホルモン、女性ホルモン、胆汁など身体に必要な重要成分の原料になっています。

そのため、コレステロールが減ると、正常組織の細胞膜がもろくなってがん細胞の増殖や侵入の原因と

なったり、脳出血やうつ病などを引き起こすこともあります。

コレステロールは動脈硬化の原因になるといわれていますが、これは根拠のない俗説。

動脈硬化は、加齢など様々な要因によって引き起こされますが、今では、炎症が起きた動脈壁を

修復する過程でコレステロールが溜まるのだといわれています。つまり、コレステロールが溜まるから

動脈硬化が起きるわけではなく、原因と結果をはき違えているのです。

 

「でも、善玉コレステロールはOKだけれど、悪玉はやっぱり多いとダメなのでは?」という声が

聞こえてきそうですね。

これに関しても、医療界が作った巧妙なワナだということができるでしょう。

 

コレステロールには2つの種類があり、肝臓で作られたコレステロールを身体の組織に届けるのが

LDLで、悪玉と呼ばれるもの。一方、善玉コレステロールと呼ばれるHDLコレステロールは、

組織で不用になったコレステロールを運ぶだす役割を果たしています。

つまりどちらも人間の身体には欠かせない成分です。

 

実際にも大規模調査では、悪玉とされているLDLコレステロールの高いほうが死亡率が低いことが

わかっています。

 

コレステロールの善玉・悪玉は学会が生みだした目くらまし

 

健康で長生きしたければ、サプリメントではなく卵と牛乳を

 

それでは、生活習慣病を予防し、健康な生活を謳歌するためにどのようなことに気を付けたら

いいのか、その方法について説明します。

 

当たり前のようですが、基本は① 早寝早起き、② 適度な運動、③ バランスのよい食事、この3つを

心掛けることです。

 

まず①の早寝早起き。

できれば外が暗くなったら眠り、夜明け前に起きる「超早寝早起き」がベストです。

これによって自律神経、免疫、ホルモンなど身体の全ての機能を無理なく快適に動かすことが

できるようになります。また、夜早く寝れば夜食を食べることもなく、余分な脂肪を体内に

溜め込まずにすむため、肥満の予防にもなります。

 

②の適度な運動は、ウォーキングなどあくまでも無理のない範囲の運動です。

ジムに通って猛烈に筋トレをする必要もありません。

血糖値に関しては、歩行、水泳、ストレッチなどの有酸素運動で下がることが運動療法のデータから

わかっていますので、血糖値が高い人は薬に頼るのではなく、まず運動を心掛けてみてください。

 

③のバランスのよい食事は、好き嫌いせず、各栄養素をまんべんなく摂ることが大切です。

 

厚労省は食事の摂取バランスとして、「炭水化物60%、脂質25%、たんぱく質15%」が理想的だと

していますが、この割合では糖分が多すぎます。

糖分の割合を減らし、良質なタンパク質を積極的に摂るようにしましょう。

 

その証拠に、100歳になっても自立して、身の回りのことを自分でできる健康な人はたいてい、

タンパク質をしっかり摂っているものです。

 

たんぱく質のなかでも特に意識して摂りたいのが、卵や牛乳です。

コレステロールや脂肪が気になって、避けている人もいるかもしれませんが、両者ともに重要な

栄養をバランスよく含み、しかも安く手に入る理想的な食品です。

人間の身体のタンパク質を形成するアミノ酸は20種類ありますが、そのうち体内で9種類が

「必須アミノ酸」で、1種類でも欠けると骨や血液、筋肉などの合成ができなくなってしまいます。

卵や牛乳はこの必須アミノ酸の組成も完璧。この2つをしっかり採らずに、工業的につくった

アミノ酸サプリに高いお金を払うなどナンセンスとしかいいようがありません。

 

 

この続きは、次回に。

 

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