ビジネスプラン参考資料-⑧/2 年功賃金
本日-3月7日の日経新聞・夕刊に「年功賃金どう変わるの?」という記事が掲載
されておりました。
私の私見で恐縮ですが、感想を述べさせていただきます。
新聞でもよく目にするように、これまでの終身雇用・年功賃金等の年齢一律の
働き方が見直されております。
代わりに、実力主義や成果主義の考え方が強くなりつつあります。
記事の概略より、私の感想を含めて、
● 技術革新のスピードが速くなって、スタートアップと呼ばれる新しい企業が一気に
世界トップに躍り出ることも珍しくない。
トヨタ自動車といえども安心できないから、社員を定年まで抱えるのは難しく
なったと感じている。
● 日本では従業員が長期雇用や年功賃金に守られているから、人材の移動が
あまり活発ではない。
社員を簡単に退職させられないから、企業は社員を長く抱え続けることの意味を
問い直そうとしている。
● 貢献度と賃金の伸びが一致するのが40歳前後。
企業はここへきて中高年の給料を引き下げる代わりに、浮いた分を若い社員の
賃金を増やそうとしている。
この対応には若い人にアピールするねらいもある。
能力が高い人であっても、若いという理由で賃金が低く設定していると、
優秀な人はそっぽを向いて、待遇の良い海外企業に流れてしまう。
● 多くの日本企業では、社員が若い間は仕事で貢献した度合いに対して給料が
低く抑えられている反面、長く働くうちに貢献度を上回る給料が支払われる
仕組みになっている。
● 会社も労働者もこれまでの日本型雇用の良いところは残しつつ、世界的な
大競走時代を勝ち抜く雇用のルールをつくろうとしている。
○ 黒字リストラによる人員減らしは、一つのルールかもしれません。
それほど、企業は危機感を持っていると思います。
● 働く人は今後、スキルや能力を磨き続けて会社に示す必要が出てくる。
例えば、休日にビジネス書を読んだり、様々な資格試験を受けたりして努力する
必要がある。
○ 会社側が望んでいる中高年像を把握して、自分自身を鏡に写してみて下さい。
少しでも自分自身が近づけられるよう「スキルアップ・能力を高める」努力を
しましょう。
● デンマークなど北欧の国では、企業が従業員を自由に解雇できる代わりに、
労働者が新しいスキルや能力を身につけられるよう社会が支援している。
○ インターネットで探してみて下さい。
いろいろな支援サービスが民間や自治体等々であると思います。
● 日本の雇用はこう変わる
これまで→年功賃金
↓
これから→中高年と若年層の賃金格差が縮小
これまで→終身雇用
↓
これから→出入り自由の「多様な働き方」
これまで→新卒一括採用
↓
これから→中途採用の増加
これまで→非正規社員の増加
↓
これから→正社員と非正規社員の格差縮小
● 変化の原因
一つ、人口減少
一つ、デジタル化の進展
一つ、働き方改革の推進
● 優秀な若者の待遇改善→中高年は、「仕事の能力、上げなきゃ」
この続きは、次回に。